近年、ハードディスクドライブが大容量になり、パソコンはもちろん、外付けタイプの大容量タイプも安価に購入できるようになりました。それと並行して、監視カメラの記録媒体もビデオテープなどから、ハードディスクを使うものも増えてきています。
ハードディスクの利点は何と言っても、小型なのにビデオテープなどとは比べ物にならない長時間の記録に耐えうることです。
ただし、ハードディスクがいくら大容量とは言え、監視カメラにより記録された映像データというのは、他のデータ形式に比べるとデータ量が大きいものですから、あっという間にハードディスクの容量を使い切ることも考えられます。
しかし、ものは考えようです。
記録された全ての映像を後からチェックする用途ではなく、直近の数日間さえチェックできればいいという場合、ハードディスクが大容量である必要はあまりありません。
監視カメラの場合、容量がいっぱいになった時点で最も古いデータから上書きしていくので、あとは容量次第で遡れる日数が決まってきます。
また、注意して置かなければ行けないのはハードディスクが1台に対して、監視カメラが複数台あれば、その分容量を使い切るのも早くなります。
例えば1台のハードディスクで1台の監視カメラ30日間のデータが記録できるとしたら、3台のカメラがあれば10日でハードディスクはいっぱいになるという計算です。
監視カメラの設置時は、その点も含めてハードディスクの容量や、監視カメラの台数を決定されるのがおすすめです。