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作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
空き巣を行う人の思想は一般人にはわからないことが多いですが、空き巣に狙われる家には特徴があるといいます。侵入しやすそうか、そうでないか、お金がありそうか、そうでないかなどを基本に、そのほかの判断材料を踏まえたうえで狙いを定めるのです。
そこで今回は空き巣に狙われやすい家の特徴や環境とその理由についてご紹介します。防犯カメラの設置を検討されるほど防犯意識が高い方はぜひ参考にしていただき、もし当てはまるようであればすぐに改善・対策をして空き巣や泥棒による被害を防ぎましょう。
目次
空き巣は犯行を行う前に、下見の段階でいくつかのポイントをチェックします。ここではそのポイントを5つご紹介します。
手紙や新聞などの郵便物がたくさんたまっているポストはこの家の人は不在にしていると認識されやすいです。旅行や出張などで長い間不在にする場合には郵便をストップしてもらう「局留め」や新聞の配達停止をしてもらうようにしましょう。
また、マンションやアパートなどの共同住宅の場合はポストがエントランス部分にあることが多く、簡単に郵便物を除き見られることがあります。個人情報の漏えいを防ぐためにもポストには鍵をつけるなど工夫をするといいでしょう。
洗濯物を外に干すという方は多いでしょう。
問題は夜になっても干しっぱなしにしていたり、雨が降ってきても取り込まれる様子がなかったりすることです。一般的には日中に洗濯物を干し、暗くなる前には取り込む、雨が降り出したら取り込む方が多いので、洗濯物も在宅か不在かの判断基準になってしまいます。
空き巣に不在の時間を悟られないように乾燥機を利用したり、部屋干ししたりするなど気をつけなければならないポイントです。
これは空き巣でなくても家の中に人がいるかいないかがすぐにわかってしまうことの一つです。
部屋の電気が夜になっても点いていない家は留守にしていると思われるでしょう。そのため、帰りが遅くなる日にはもったいなくても部屋の灯りを一カ所でも点けていきましょう。
また、夜間に出かけるときに家の外の灯りは点けていく方も多いでしょうが、これだけだと逆に不在を証明してしまうことになるので、家の中の灯りも一緒に点けていきましょう。
空き巣は誰にでも押すことができるインターホンでも在宅の有無をチェックします。
インターホンを鳴らして反応がなければ不在を確認できます。最近では録画機能つきのインターホンも普及しているので、それを利用して不審者対策をするといいでしょう。
空き巣や泥棒はカメラ付きのインターホンを嫌うので試しに押すこともしなくなるでしょう。
空き巣といえば誰もいない家に侵入する者といった認識が強いですが、人が家にいる場合でも入られることがあります。それはみんなが寝静まっているときです。
規則正しい生活を家族皆がしている家では、誰もが寝ている時間ができてしまいます。たいていの人は午前2~4時の時間帯は寝ているので、空き巣などの侵入者はこの時間を狙ってきます。
また、高齢者のみの家である場合は時間帯が少しずれて、午前0~2時の時間帯となります。これは高齢の方の場合だと早く寝て早く起きることからこの時間帯が侵入者のゴールデンタイムとなるわけです。
ほかにも、人がいなくなるちょっとした時間にも注意が必要です。空き巣は5分あれば侵入できてしまうといわれています。そのため、正午付近や朝8時ごろも住人が忙しくしている時間で、少し家を空けるだけだからと鍵をかけずに出ることが多いため狙われてしまうのです。
当たり前のことですが、防犯意識が低いと思われる家は空き巣や泥棒は侵入しやすいとみなし狙われてしまいます。
ここではどのような家だと防犯意識が低いと思われるのか、そして空き巣の手助けをしてしまうのはどんなことかを紹介します。
玄関ドアの鍵を開けて侵入することが多いと思われがちな空き巣ですが、戸建住宅の場合は実はガラス破りと呼ばれる窓ガラスを壊して侵入する方法が1番多いです。
これはクレセント錠という窓によく使われている鍵が開けやすいという認識がされているからです。
玄関の鍵は補助鍵をつけるなど開けにくい鍵にしているのに、窓の鍵は簡単な仕組みのクレセント錠のままにしている家は少なくありません。防犯フィルムや防犯ストッパーがついている窓は避ける傾向もあるので、鍵交換と一緒に防犯対策として取り入れるといいでしょう。
空き巣や泥棒などは人間の心理をついてくると聞いたことはありませんか?
実際、空き巣は人の心理を狙って侵入を試みることが多いようです。マンションや高層階に住んでいる方は高いところだから大丈夫とかエントランスにオートロックがあるから大丈夫といった考えから玄関の鍵を開けっ放しにしがちです。
また、戸建住宅の方も、トイレや浴室の窓などは開けたままにしていることが多く、人目につきにくいことから狙いやすいとされています。
なんと空き巣被害の7割は窓からの侵入といわれています。複雑な玄関の鍵を開けるよりも楽に入れる窓があればそこから入ります。2階のベランダやバルコニーは人目につかず窓を壊すことができるため足場になるようなものがあればラッキーだと思うでしょう。足場に使われるものは多様です。
塀、排水管、物置、カーポートの屋根、エアコンの室外機、雨どい、出窓の屋根やひさしなどがありますが、なかにはポリバケツも足場にしてしまうこともあるので、屋外に足場になるようなものがある場合には工夫をしたり配置を見直したりしましょう。
個々のプライバシーが尊重される現代では、人目を気にせず家で過ごすために工夫が凝らされた家も少なくありません。でもそのときに忘れてはいけないのが、空き巣や泥棒にとって人目につかないということは好都合であるということです。
下記で紹介することを踏まえてプライバシーも守れる家にしていきましょう。
・木に覆われている
・高い塀がある
・窓に目隠しがついている
・壁が高く作られている
・カーテンや窓ガラスの加工で部屋の中の様子が見えにくくされている
このように見通しが悪いといった条件はプライバシーを守ることには最適ですが、侵入者にとっても好条件になってしまいます。ひとたび敷地内に入ってしまえば、外からの目を気にする必要がないからです。
関係あるの?と思うかもしれませんが、空き巣は下見の段階でこの点をチェックしています。ご近所付き合いがあり、日ごろから挨拶をしている見知った関係がわかれば、突然やってきた自分は不審がられると思うからです。声をかけられたことで侵入を諦めることは多く、逆に誰も自分に関心がないとわかると侵入を考えます
戸建住宅にお住まいの方も、マンションなどの集合住宅にお住まいの方も挨拶程度のご近所づきあいは日ごろからしていた方がいいといえるでしょう。
犯行を行うにあたり、周囲の環境も空き巣や泥棒は考えます。人に紛れられるか、音を気にしなくていいか、逃げるときにラクに逃げられるかなど、ここでは周囲の環境に焦点を当てて紹介していきます。
空き巣の侵入は窓からが多いことを上述しましたが、そのときにはもちろん音が出ます。窓を壊すのですから、その音が周囲に聞こえにくいほど犯行が気付かれにくくなると考えるでしょう。
飛行機やトラック、電車などが多く通る場所の近くは音をごまかすことができること、周囲の人が騒音に慣れてしまっていることなどから狙われやすい場所といえます。また、駅が近いと音だけでなく逃げる際にも便利なのでより狙われると思っていいでしょう。
二世帯住宅のいいところは、家族が多いことで家に常に誰かいると思えることです。しかしこの心理も狙われてしまう原因になります。常に誰かいると思うということは、自分がいる部屋以外のどこかで物音がしても不思議ではない環境が生まれます。
人がいない部屋も多くなるため、どこからも侵入できるし隠れることができます。
不特定多数の人が行き来する観光名所や公園のそばにある家も気をつけなければいけません。普段からたくさんの見知らぬ人がいるため、不審者がいたとしても気付かないことが多いからです。
また、犯行をした後も人ごみに紛れることができ、下見も容易にできることが狙われるポイントとなっています。
新しい家を購入する人は比較的年齢層が若いことから、共働きや学生が多く昼間は家に誰もいないイメージをもたれています。近所付き合いもまだできていない、建物を建てている途中の住宅があるなど、警戒されにくい条件も多いため新興住宅を狙う手口があることを知っておきましょう。
1、2階は侵入のしやすさが狙われる一番の要因です。塀や壁で囲まれている場合には目隠しにもなってしまうので注意が必要です。高層階が狙われる要因はいくつかあります。一般的に高所得者が住むというイメージや、高層階だから大丈夫といった考えによる無施錠が挙げられます。
ほかにも、普段人は生活をしているときに上方に視線がいきにくいことから、犯行を見られる心配が少ないといった理由もあります。
空き巣や泥棒などの侵入の手口は年々巧妙になってきています。そんななか、一番落ち着いて過ごせる家を狙われないようにする工夫は重要です。今回ご紹介したような下記のことを踏まえ、ご自身の家の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
ほかにも、狙われにくい家にするための工夫として防犯ライトを設置するという方法もオススメです。
▼空き巣・泥棒に狙われにくい家にするための4つのポイント
・留守をわかりにくくする
・防犯意識の高い家に見せる
・プライバシーを重視し過ぎて隠れることができる家にしない
・環境にも注意する
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
防犯カメラの導入を検討する際、最初に見えてくる分かれ道が、カメラを有線にすべきか無線にすべきかの選択肢かと思います。有線カメラも無線カメラも、それぞれ異なる性質を持ち、ゆえに得意不得意が明確に分かれています。特徴を把握し適材適所に設置する手助けとなるよう、有線カメラの特徴とスペック、無線カメラとの比較情報をご紹介していきます。
目次
有線カメラは、本体から伸びるケーブルを録画制御機器に接続して、直接データのやり取りをするカメラです。無線技術が発達するまでは有線での敷設が一般的でしたので、有線カメラは防犯・監視カメラの基本ともいえます。
まずは有線カメラが具体的にどのような性質を備えているか、以下にご説明します。
前述の通り、ケーブルによって伝送する有線カメラは防犯・監視カメラの祖ともいえる長い歴史を持っています。
古くは1970年代から配備がスタートしたとされており、今日まで数々の技術とそれを応用した製品が開発されてきました。長く使われているということは、裏を返せばそれだけノウハウが蓄積されており、動作が安定しているということでもあります。
無線技術が普及してなお現役で活躍し続けている有線カメラには、信頼される裏付けがあるのです。
一般的な有線カメラには、防犯・監視を目的とした以下のような機能を持つものがあります。
▶赤外線暗視機能
光源に乏しい夜間や暗がりにおいて効果を発揮するのがこの暗視機能です。
目に見えない赤外線を捉えて画像を読み取る方式のほか、超高感度素子により画像の明度を上げるものも存在します。
▶レンズ調整機能
バリフォーカルレンズとも呼ばれる焦点調節が可能なレンズは、最短撮影距離をある程度調整することができます。
撮影範囲を柔軟にコントロールできるため、監視する環境に合わせた最適な視界で設置をする手助けとなります。
▶録画条件設定機能
防犯カメラの捉えた映像を常に録画させ続けていると、大容量の記憶媒体でもすぐにいっぱいになってしまいます。
また膨大になってしまった録画データは確認するのにも大変な手間と時間がかかります。/
例えば夜間のみ、誰かが撮影範囲に入ったときに録画を開始するといった条件を設定することで、おそらく大部分を占めるであろう動きのない映像を省くことができます。
▶センサーライト連携機能
範囲内を動く物体や体温に反応して点灯するセンサーライトに連動して、録画を開始する機能です。
前述の録画時間の削減にもつながるほか、ライトによる威嚇で防犯効果の向上も見込めます。
▶録音機能
高感度の内蔵マイクによって、映像だけでなく人の声や環境音を録音する機能です。
映像とは異なる角度からの情報は、防犯・監視用途においても活用できます。
またスピーカーを搭載し、来訪者と言葉のやり取りができる音声双方向機能を備えた商品も売られています。
一口に有線式カメラと言っても、外形からしていくつか種類が存在します。
それぞれ固有の特徴を持っており、活躍できる場所や状況が異なります。
ここでは、一般的に普及している3種類の防犯・監視カメラについて概要と性能を解説いたします。
バレット型カメラは読んで字の如くバレット(弾丸)のように流線型のかたちをした防犯・監視カメラです。
ほとんどの場合屋外用として販売されており、雨ざらしに耐えられるよう防水機能のある頑丈なボディを持っています。
また屋外での夜間撮影が可能なよう暗視機能を搭載しているものが一般的です。見た目にも威圧感があり、設置しておくだけで犯罪抑止の効果を期待することができます。屋外設置向けに、ボディと取り付け金具が一体型になっているものが多いことも特徴です。
屋外でも使用可能な防水機能と丈夫さを持っている
一般的に暗視機能が付いている
設置しておくだけで犯罪抑制効果が期待できる
ボディと取り付け金具が一緒になっているものが多い
ドーム型カメラは小型のレンズの上に半球状のカバーをかぶせてあるタイプのカメラです。
屋内の天井に設置されることが多いほか、屋外においても軒下や壁などさまざまな場所で使われています。外見としてはあまり威圧感がなく、一見しただけではカメラであると判別しづらい形状を活かし、店舗や事務所のフロアなど人の多く集まる場所での監視用途に用いられやすいカメラになります。
撮影範囲を垂直に見下ろすかたちになるため、比較的視界が広いというのも重要なポイントです。
屋内の天井に設置されることが多い
設置してあっても威圧感がなく、人が集まるところでも使用できる
撮影範囲を垂直に見下ろすかたちになるため、比較的視界が広い
ボックス型は箱型のボディにレンズが取り付けられた、いかにも防犯カメラといった外見のカメラです。
その見た目から、防犯カメラがそこに存在していることを第三者にアピールし、犯罪抑止に効果を期待できます。
撮影機能のないダミーカメラであっても高い威嚇力を発揮するため、監視網の中にダミーを混ぜて費用を抑えるといった使い方をされることもあります。
またレンズが大きく露出しているため、交換や調整がしやすく、レンズの種類も選びやすいといった利点もあります。
設置しておくだけで犯罪抑制効果が期待できる
レンズが大きく露出しているため、交換や調整がしやすく、レンズの種類も選びやすい
有線カメラと無線カメラはそれぞれ異なるメリットとデメリットを有しています。
設置環境や撮影したい対象によって有線と無線のどちらが適するかを吟味し、どちらを導入するか決める必要があります。また本章では有線カメラの代表的なデメリットの一つである、設置の難しさについても解説していきます。
無線カメラはケーブルによる伝送を用いず、無線LANなどを通じて電波を飛ばし、映像データのやりとりをするカメラです。
商品群としてはワイヤレスカメラと呼ばれている場合もあります。
録画機器とカメラ本体との間にケーブルを通す必要がないというのが最大の特徴になります。
ケーブル配線をしないことによって発生するメリットとデメリットについて、下記にご説明します。
●設置工事が不要な場合が多く、施工や増設が簡単
有線式ではカメラと録画機器とをケーブルでつなぐために、スペースや経路の確保が必要なことがあります。
屋外のカメラと屋内の機器とをつなげる場合だと、壁にケーブルを通す穴を開ける工事をしなければならないこともあります。
無線式にはそういった大掛かりな配線工事をせずとも、電気系統の配線だけで導入が可能という大きなメリットがあります。
これは導入当初だけでなく、例えばカメラを増やしたり設置場所を変更したりする場合にも有利にはたらきます。
●伝送ケーブルがないため設置スペースがコンパクトに収まる
配線回りが電源のみに絞られるため省スペースでの設置が可能です。
また、電源さえ確保できるならある程度設置場所に融通が利くというのも重要な利点です。
●ケーブルの断線を気にする必要がない
家人の不注意や、害鳥・害獣による食害、経年や風雨による劣化など、伝送ケーブルが断裂する危険は数多く存在します。
無線であればそれらケーブルのトラブルの一切から解放されるため、設備維持の手間が大きく省けます。
またケーブル配線の場合壁などを大きく迂回しなければならない場合も無線であれば最短距離をつなげられることも多いです。
●映像にノイズが発生する可能性がある
電波を飛ばして映像を送る方式上、途中で邪魔が入るなどして電波がしっかり届かなければ映像の品質が低下します。
ノイズは物理的な障害物だけでなく、近くで動いている家電製品や車などが原因となることもあります。
●画質や容量に制限がつきやすい
電波に乗せて送れる情報量には限りがあるため、有線に比べると伝送速度の面では不足しがちです。
このため最大フレームレートの高い大容量のデータをやり取りすることは苦手な場合が多いです。
●電波を第三者に傍受される可能性がある。
有線カメラを導入する場合のメリットとデメリットも、以下にご説明します。
・録画映像が安定している
有線カメラの映像データはケーブルによって録画機器へと届けられます。
データの通り道は配線によって確保されているため、障害物もなく確実に伝送されます。
そのためノイズが走る心配もなく、画素数の多い映像を安定して受け取ることが可能というのが代表的なメリットになります。
・映像を高画質にしやすい
無線方式とちがってケーブルは大容量のデータを高速で送ることに長けています。
そのため無線では難しいような高画質かつ長時間の監視映像も録画することが可能です。
また、伝送速度が高いためにカメラ側とモニター側とでタイムラグが少なく、リアルタイムでの監視にも向いています。
・映像を傍受されにくい
データはケーブルの中を通るため、第三者が映像を傍受するには直接ケーブルに触れる必要があります。
ケーブルに触れるには防犯カメラの監視網の中に入ることになるため、必然的にハードルが高くなります。
また傍受されにくいためデータに高度な暗号化を施す必要がなく、これも伝送の高速化につながります。
・施工に工事が必要な場合が多い
無線のメリットの項でもご説明したとおり、ケーブルを通すには物理的な経路の確保が必要になります。
また配線回りも電源と伝送の二通りのケーブルがあるため、手間がかかりがちというのも無視できない不利です。
カメラと録画機器との間に障害物がある場合、迂回のために長いケーブルが必要になる場合もあります。
ケーブルが長くなりすぎると、今度は伝送能力が下がるなどの弊害が発生する可能性があります。
・ケーブル断線のリスクがある
伝送系の配線が物理的に破断してしまえば、せっかくの高画質な映像も録画機器に届かず意味を為しません。
これは不法侵入を企図する者にとって狙いやすい弱点でもあります。
ケーブルを切断しさえすれば防犯カメラを無力化したも同然であるからです。
第三者による意図的な切断を防ぐために、ケーブルを露出しないよう覆ったり、断線時に警報をならすシステムを取り入れるなど、配線の際に工夫する必要があります。
有線式の防犯・監視カメラを設置しようとする場合、前述の通り配線工事が必要となる場合があります。
エアコン用の穴からケーブルを通す、ドリルで壁に穴を開けるなどといった施工が一般的です。
こうした工事を個人で行おうとすると、迂回を考慮に入れたケーブル長の計算が必要な場合や、壁に埋め込まれている電気配線を傷つけないように注意を払う必要がある場合などには、大変な手間がかかりがちです。
エアコン穴が高所にあるため作業が困難という場合もあります。
また、家の建材に穴を開けるという行為は、雨漏りや害虫の侵入など家そのものの資産価値を損なう事態につながることもあるため、失敗の許されない慎重な行動が要求される作業でもあります。
無理に個人で行おうとするよりも、専門の工事業者に任せるのが安心確実かと思います。
有線カメラの種類と無線カメラとの違い、それぞれの特色についてここまでご紹介してきました。
有線にも無線にも、得意とする状況と不得意な状況があります。防犯・監視カメラの導入においては、撮影する目的を明確にして、その用途に適合するカメラを選ぶことが重要です。
バリエーション豊かなカメラの特徴を把握し、どの種類が最も適しているかを判断していきましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
日常の中に潜む悪意、家財を脅かす泥棒、空き巣の存在は、人間社会に生きるうえで無視のできない脅威です。
警視庁の発表によれば、平成28年時点での一日あたりの空き巣被害件数は100件を超えるとされています。これはあくまで発覚している窃盗被害の数であり、住人が気付いていない、潜在的な空き巣被害も含めれば被害件数は更に大きくなるとも言われています。
治安の良い地域に住んでいる方にとっても、空き巣は対岸の火事ではないかもしれません。いつ遭遇するか分からない空き巣から家と財産を守るには、常日頃から防犯意識を持って対策することが重要です。
今から始められる簡単な防犯対策や、防犯グッズ、監視カメラなど、自分でできる空き巣対策をご紹介します。
目次
空き巣対策を突き詰めると、警備会社との契約や誰かが必ず留守番をするといったセキュリティの強化に行きつきます。もちろんそれらの対策は空き巣に対して非常に効果的ですが、費用や都合の面で難しい場合があることも否めません。
ちょっとした習慣づけや工夫でも、十分効果の期待できる防犯対策は可能です。今すぐにでも実践できる、簡単な空き巣対策をご紹介いたします。
言うまでもなく、空き巣は留守にしている家を狙って侵入してきます。そして空き巣にとって、その家に人が居るかどうかを判断する材料は、生活音や明かり、電気メーターの動きだと言われています。そのため外出中であっても照明やテレビを点けっぱなしにしておくと、空き巣は家に誰かが居ると勘違いするそうです。空き巣側としても家屋への侵入はリスクのある行為ですから、心理的なハードルを上げることで狙うことを諦めやすくなるようです。
また、遅い時間にまで洗濯物が干してあると、家人が不在にしている時間帯を悟られる要因になるため、注意が必要です。特に一人暮らしの女性の場合、洗濯物の内容でそれを知られてしまうと非常に危険です。
これも言うまでもないかもしれませんが、外出の際にはカギが閉まっているかきちんと確認しましょう。空き巣の中には留守中の家を何軒も巡って、カギの開いている不用心な家を総当たりで探す者もいるそうです。カギや窓を破って侵入するのは技術や道具が必要で時間がかかり、物音などで人目にもつきますから、空き巣も敬遠する傾向にあります。
忘れがちなのが窓のカギですが、リビングの大窓だけでなく小窓も侵入経路になり得ます。マンションの高い階層にお住まいの場合は特に油断してしまいそうですが、ベランダによじ登ってお部屋に侵入された事例も存在します。日ごろから施錠の確認をする習慣をつけておきましょう。
合鍵を郵便ポストや植木鉢の下などに隠していたりしませんか?わかりにくい所に隠していても、第三者が手にとれる場所にカギを置いておくことは論外です。
実際に空き巣に侵入されたときのことを考えて、通帳と印鑑を別々の場所に保管しておくことも重要です。空き巣の多くは家の中の物色を短時間で済ませたがるため、捜索に時間がかかる場合は諦めて退散することもあります。逆に、テーブルの上など分かりやすい場所に少額の現金を置いておくと、それだけを盗んで満足して帰っていく場合もあるようです。
また、郵便物をポストの中にため込んでいると、長期不在を疑われて空き巣に遭うリスクが増すという傾向もあるようです。
チェック!
ホームセンターなどでそろえられるグッズを使って空き巣を防ぎましょう。
玄関がしっかり施錠されている場合、空き巣が次に狙う可能性が高いのが窓です。「ガラス破り」と呼ばれる、文字通り窓ガラスを物理的に破壊して、室内に腕だけを入れて窓鍵を開ける手口が存在します。一説によれば空き巣被害のうち、無施錠とこのガラス破りによる侵入が全体の8割を占めると言われています。
ガラス破りへの対策として主に用いられるのは、以下のようなものがあります。
● 防犯フィルム
防犯フィルムをガラスに貼っておくことで、ガラスが割れにくくなり破壊に要する時間を延ばすことができます。
● 防犯ガラス
防犯フィルムをガラスに貼っておくことで、ガラスが割れにくくなり破壊に要する時間を延ばすことができます。
● 防犯ブザー
窓ガラスの不自然な振動や開閉を検知して音を鳴らし、空き巣を退散させる効果があります。
● 補助錠
窓鍵だけを破錠しても窓を開けられないため効果的です。
物理的なセキュリティの強化だけでなく、空き巣の心理的に侵入しづらくするグッズも市販されています。
例えば、踏むと大きな足音の出る玉砂利を庭に敷き詰めておけば、音を出すことを嫌う空き巣は侵入しにくくなります。防犯カメラや警報装置の存在を知らせるステッカーなどは、たとえ実際にカメラや装置がなくとも空き巣に対する牽制になります。
空き巣は準備と計画を立ててことに及ぶことが多いため、虚仮脅しの威嚇であっても警戒を抱かざるを得ないのです。
さらにワンステップ上の防犯対策として、人感センサーを搭載したライトや防犯カメラによる監視があります。これらの装置は電源確保や設置工事などの手間こそかかりますが、24時間体制で対策ができるため高い効果が見込めます。
また空き巣以外の犯罪に対しても有効な牽制としてはたらくため、費用対効果の面でも優秀と言われています。ここではセンサーやカメラの具体的な効果、有効な設置箇所などについて簡単にご説明いたします。
センサーライトは、文字通りセンサーによって人の接近を感知し、自動で点灯する機能を搭載した照明器具です。範囲内に何か物体が入ると反応するものや、人間の体温を検知するものなど、さまざまな感知方式があります。照明が点灯することでお家に誰かが訪れたことが周囲の民家に住む人にもわかりますから、秘密裡に侵入してしまいたい空き巣にとっては大きな心理的圧迫になることでしょう。
防犯用としてだけでなく、夜間に帰宅した際に暗い玄関先で鍵を探すのにも便利です。取り付ける場合は感知する範囲、照らす範囲、照らす方向を事前に確認して決めておきましょう。
ポイント!
感知範囲が広すぎると、家の前の道路を人が往来するだけで忙しく点灯することになってしまいます。
玄関だけでなく、一戸建て住宅の場合は大窓のそばや勝手口、お風呂場の窓など不審者が目を付けやすそうな場所に設置するのも効果的です。
防犯カメラの設置には、センサーライトと同じく空き巣に対して心理面で威嚇する効果が見込めます。特に、一般的にライトに比べてカメラは高価なものであるという認識があるため、「防犯カメラを導入するほどに防犯意識の高い家」という図式が成り立ちます。
空き巣にとってそのような家を狙うことはただただリスクが増すばかりなので、より忌避する傾向にあるようです。またライトとは異なり防犯カメラには映像を記録として残すものもあるため、たとえ空き巣が周囲に気取られずに侵入できたとしても、のちのち記録映像が犯罪の証拠となる可能性があります。
これらの非常に高いリスクを掻い潜ってまで盗みに入る空き巣はそう多くないと言えるのではないでしょうか。
防犯カメラには用途に応じていくつかの種類がありますが、その中でも普及している2つのタイプについてご紹介いたします。
▶ ボックス型カメラ
箱型の筐体にレンズのついた形状のカメラです。家庭のほか、街角の監視カメラとしてもよく見るタイプです。
【特徴】
【弱点】
▶ ドーム型カメラ
カメラ部分を半球状のカバーで覆った比較的小型なカメラです。オフィスやお店の天井によく見られるタイプになります。
【特徴】
【弱点】
また防犯カメラの中には高度な監視機能を備えた商品も売られています。
▶ 暗視カメラ
明かりのない夜間でも監視できる機能を備えたカメラです。
【特徴】
【弱点】
▶ センサー付きカメラ
常時録画していると映像データが膨大になってしまいます。そのため、センサーと連動して反応があったときに録画を開始するのがこのカメラです。
【特徴】
【弱点】
▶ ネットワークカメラ
ネットワークに繋がっているカメラです。複数のカメラの映像を集積、スマートホンなどでの確認できます。
【特徴】
【弱点】
防犯意識が高まる傾向にある現在、防犯カメラにも多彩なバリエーションが存在しています。目的と環境に合わせて最適なものをお選びください。
防犯カメラはただ設置しておくだけでも空き巣に対して威圧感を放つ心強い味方です。しかし、空き巣の中には防犯カメラの性質を熟知して巧みに死角に入る者や、カメラを取り付けて安心している家庭の虚をつく者もいます。空き巣にとって最もリスクが高くなり、侵入を思いとどまらせやすい設置の仕方を意識しましょう。
設置するカメラがボックス型であるなら、まずは家の敷地の外からでも一目でカメラがあるとわかる、目立つ場所に設置するのがおすすめです。ドーム型のカメラであれば、視野角の広さを活かして高い場所や軒下など障害物の少ない場所に取り付けるのが良いとされています。いずれの場合もできるかぎり死角をつくらないように設置することが重要なポイントになります。
また、玄関にカメラを設置する場合はドア方向へカメラを向けるようにすると、空き巣を背後から撮影できるため威圧効果が高まります。うまく角度をとってカギ穴が映り込むようにして、空き巣がピッキングなどで鍵をこじ開けようとする一部始終を録画することも有効です。これも威圧効果があるだけでなく、実際の犯行手口を撮影することでのちのち物的証拠として活きてくる場合があります。すなわち、その空き巣が「単なる来訪者」ではなく「不法侵入を企む犯人」であると告発する内容になるわけです。
そのほか、窓の近くに取り付けておくと同様にガラス破りによる侵入を抑止する効果が見込めます。
設置に際して、空き巣に対する効果のほかにいくつか注意点があります。
▶ ご近所に対する威圧感
プライバシーの問題は個々人の感性によるところが大きいですが、カメラに見られることを嫌がる人も珍しくありません。防犯カメラの設置がご近所トラブルに発展してしまったといったケースは多数報告されています。なるべく善意の訪問者に威圧感を与えないよう、日ごろからコミュニケーションをとって周知を徹底するなどの対応が必要かもしれません。
▶ 防犯カメラは精密機器屋外に設置することが多いため故障や不具合が起きる可能性がある
設置工事を業者に頼む場合は、修理対応などのアフターサービスが充実しているか確認しておくと良いかと思われます。
空き巣対策はごく簡単なものから機器を設置するものまでさまざまな方法がありますが、その根底に通じるのは「空き巣を未然に防ぐ」ことです。
実際に侵入されてしまった場合の対処はもちろん重要ですが、まず入られないこと、空き巣に狙われないことが第一です。空き巣も人間ですから、無用なリスクを冒したくないという心理を間違いなく持っています。
また空き巣という犯罪自体が、突発的なものより計画的犯行である場合が多いことも、心理的な威圧に効果がある理由の一つです。空き巣の心理の裏を読みながら、狙われにくい環境づくりをしていきましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
監視カメラの導入を考えるにあたって、気がかりになるのが購入から設置にかかる初期費用ではないでしょうか。製造技術の進歩によって、一昔前よりもずっと安価に監視カメラを入手できるようにはなりましたが、やはり出来る限り導入のコストは抑えておきたいもの。保育所や介護施設など、特定の施設に監視カメラを設置する際、国や地方自治体から補助金による支援が受けられる場合があります。
補助金の概要、補助支援の対象となる監視カメラの種類や受けられる補助の金額、手続きの方法など、監視カメラの設置コストを削減するのに役立つ知識をご紹介していきます。補助金制度について詳しく知ることで、お得にカメラの導入ができるかもしれません。
目次
保育所や介護施設などの社会福祉施設に対して監視カメラの導入を助成する資金援助の試みが、※平成28年度に予算案として可決されました。『厚生労働省二次補正予算案』と第打たれた当予算案において、以下のような場合に補助金の援助を受けられることとなっています。
POINT!
特に認可保育所の場合、国が半分を、自治体が4分の1を出資するため、施設側の費用負担が約4分の1で監視カメラが導入できるとされています。また認可外の保育所についても、自治体からの補助金と合わせれば実質負担無しでの導入が可能となりました。
いずれも大幅に監視カメラの導入がしやすくなったと言えます。
※ 平成28年度における補助金制度の内容です。
厚生労働省は社会福祉施設に対してサービスの推進を目的とした補助金制度を策定しています。補助金の使途については施設によって多岐にわたりますが、中でも防犯用途に使用される金額が比較的多いとされています。
厚生労働省も予算案に新たに「防犯対策強化事業」を組み入れるなど、防犯対策へ大きく力を入れています。
障がい者の社会参画を支援する施設における、設備の拡充と防犯に使用される費用の補助を行う制度があります。
平成29年度の補助金制度としては、障がい者支援施設のサービスの基盤の設備推進、防犯対策の強化のために必要な費用の半分を国から、4分の1を自治体から出資することで、監視カメラの導入を実質費用の4分の1で行うことができるとされています。
高齢者や障がい者の介護を行う施設に監視カメラを導入する場合、社会福祉施設等施設整備費国庫補助金の申請をすることができます。承認が下りた場合、他の施設と同様に、設備にかかる費用の4分の3を国と自治体から負担してもらうことが<できるとされています。こちらも平成29年度の制度のため、今後補助金制度に変更があることも想定できます。
平成29年度における厚生労働省の取り決めによれば、『保育所等整備交付金』という制度で監視カメラの設置が支援されています。防犯機能を強化するための非常通報装置、外溝や柵、防犯監視カメラの設置と修繕などの整備にかかる費用について、資金補助を受けられる可能性があります。
国(厚生労働省)が取り決めている補助金制度とは別途で、県や市などの自治体が独自に監視カメラの設置を助成している場合もあります。国からの支援と組み合わせることで、より監視カメラの導入にかかるコストを削減できるかもしれません。
国家予算と自治体の予算は別々の財源から組まれており、それぞれ取り組むべき問題も異なるため、自治体の補助金は独自色の出た特有の制度となることが多いとされています。
自治体独自の監視カメラ補助金制度について、下記にいくつか紹介いたします。
■ 東京都文京区「安全・安心まちづくり活動助成」
施設の防犯設備に関わる費用の補助を行う制度です。最大の特徴は導入費用の6分の5を自治体が負担するという補助割合の高さで、上限額も500万円と高額です。さらに、監視カメラだけでなく防犯灯や電光掲示板など多岐にわたる防犯設備についても補助の対象となります。
■ 東京都港区「防犯カメラ等設置補助事業」
当該地域内の道路などにおいて犯罪抑止を目的とした監視カメラの設置を予定している地域団体を対象とし、導入費用の4分の3の金額を補助金として支援する制度です。補助金額の上限は1500万円と非常に多額なのが最大の特徴であるほか、導入した監視カメラの運用維持費についても1台あたり年間15,000円の補助が受けられます。カメラ本体だけでなく付属機器や設置工事にかかる費用も補助の対象です。
■ 神奈川県「安全・安心まちづくり団体事業補助金」
継続的かつ計画的に地域の安全安心まちづくり活動を行う自治会などの自主防犯活動団体を対象とした補助制度で、平成28年度の予算案ではカメラ1台につき8万円の助成を受けることができます。また団体ごとの補助金の上限は24万円とされており、幅広い団体に広く支援ができるという特徴があります。
自治体の場合、防犯対策の補助金は地域ぐるみでの「まちづくり」を目的として予算作りをしていることが多いです。そのため、個人宅への監視カメラの導入の場合は補助金の対象とならない場合があります。もちろん自治体によっては個人宅への監視カメラの導入に積極的なところもあるため、ご自宅に監視カメラを設置したい場合は、お住まいの自治体が誰を対象に補助金制度を設定しているか確認しておきましょう。
以下に、個人宅への監視カメラの導入に対し補助金制度を定めている自治体の例をいくつか挙げます。
・愛知県小牧市
当市に住民登録があり、実際に居住している世帯主に対して防犯対策経費の補助を行っています。補助割合は実費の5分の4、上限金額は1万円、1世帯につき一回限りの補助を受けられます。
・東京都府中市(推進地区内)
各家庭への防犯対策補助事業として、監視カメラ設置にかかわる費用の6分の5を上限として補助金を受けられます。また維持管理費についても年間経費の3分の2を補助してもらえます。
監視カメラの費用の一部を国や自治体に負担してもらえ、返済の義務もない場合が多い、非常にメリットの大きい制度といえます。しかし、ただ申請すればお金が貰えるという単純なものではなく、国や自治体と直接やり取りをする必要があるためいくつか注意しておくべき事項があります。
多くの自治体において、補助金の募集から締切まで一ヵ月程度しか猶予を設けていません。また補助金制度に応募するためには事業計画や費用見積りなどの資料を作成しなければならない場合もあり、募集がスタートしてから締切までのわずかな期間に申請書類のすべてを揃えなければなりません。
基本的に年度初めの5月や6月は補助金の募集が公布されやすい時期と言われています。普段から自治体のHPを確認しておくなど、アンテナを張っておく必要があるでしょう。
また忘れられがちですが、基本的に補助金は後払いになります。支度金のようにお金を用意してもらえるわけではなく、設備の導入後にかかった費用を請求する形が一般的です。そのため、資産のまったくない状態から補助金だけをたよりに設備を導入するのは難しいかもしれません。費用の請求には見積書や納品書、領収書などの経理書類を完備しておく必要がある点にも注意が必要です。
補助金制度は、国や自治体からお金を受け取ることになるわけですから、その使用には責任が発生します。国や自治体にとっても、税金から出ている補助金が適切に使われているかを監視する義務があります。
そのため、補助金をもらって施設に監視カメラを導入したのであれば適切に稼働させなければなりません。
十分な機関施設が稼働せず、結果的にカメラの導入が無駄になってしまった、かけた費用分の効果を発揮できなかったといった場合、補助金の返済を求められるといったトラブルが発生することもあります。
『補助金があるから監視カメラを導入できる』というのは助成の理念に沿ったとても大切なことです。しかし、お金をもらう以上はその金額に見合った効果を見込めるよう見通しを持つことも重要です。
防犯意識が高まる傾向にあり、監視カメラの導入が珍しいことではなくなった昨今、防犯対策を支援してくれる補助金はとても心強い存在です。費用が高いからと諦めていた防犯対策も、補助金の制度をうまく利用すれば、実現できるかもしれません。
まとめますと以下の3つのポイントが重要になります。
防犯のためだけでなく、福祉や医療のサービスの向上にも監視カメラは有効にはたらきます。必要経費で損をしないためにも、補助金制度を賢く利用し事業に適した監視カメラを導入しましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
普段、ショッピングモールや飲食店内など様々な場所で防犯カメラを見かけると思います。
しかしあれらは何かが起こった際の確認方法だけでなく、様々な目的をもって設置されています。防犯対策だけでなく、従業員のスキル向上やマーケティングに活用しているお店もあります。そのためには効果的な場所へ設置し、必要な機能を搭載した性能の高い防犯カメラを選択する必要があります。
ここでは店舗の種類によって防犯カメラがどのように活用されているか、そのために必要な機能や性能、便利に使用するための注意点などについて説明します。
目次
業務用の防犯カメラはアパレルショップや大型店舗、スーパーなど様々な場所に設置されています。それぞれの店舗には万引きや客層など様々な悩みがあります。それらを防犯カメラによって解決することができることがあります。
ここではアパレル、大型店舗、スーパーにおける防犯カメラの活用方法について説明します。
アパレル店舗には必ずといっていいほど防犯カメラが設置されています。アパレル店舗における防犯カメラの役割をご紹介します。
● 万引きを防ぐ役割
アパレル店舗において多いトラブルが万引きです。誰かが万引きに成功すると万引きできるお店と周囲に広がり被害がどんどん増えていきます。そこで防犯カメラを複数設置することで死角を無くし万引きを防ぎます。また、防犯カメラに監視されていると認識させることで万引きしづらいお店と思わせることができます。レジ付近など見える場所へモニターを設置することでより効果を高めることもできます。
● 労務管理の役割
レジ付近に防犯カメラを設置することでレジの金銭管理を行うことができます。画質の良いカメラであればお金の種類や金額差の確認も行えます。また、防犯カメラにより従業員の接客態度などの働く様子を把握することができ、それを生かせば接客やスキルの向上へつなげることもできます。近年ではスマートフォンのアプリから防犯カメラの映像を見ることができるものもあるため、オーナーなどがアプリを通じてお店を管理することができます。
● 顧客管理の役割
接客業である以上、クレームが来る場合があります。そんなときに防犯カメラを設置しておけば、防犯カメラの映像をクレーム処理に役立てることができます。さらには、お客様がどのような傾向にあるのかなどを記録できるため、マーケティングに活用することも可能です。
大型店舗は人がたくさん集まる場所であるためセキュリティ対策が必要となります。また、広い敷地を管理することは難しいため、防犯カメラがさまざまな場所へ設置されています。大型店舗における防犯カメラの役割をご紹介します。
● 万引き・内引きを防ぐ役割
敷地が広く死角の多そうな大型店舗では万引きが行われやすいです。また、従業員数も多いため、内引きの被害も多くあります。一度成功することで感覚が薄れ、内引きを繰り返すようになるそうです。内引き・万引きを防ぐためには、防犯カメラを設置し、死角を無くします。出入り口以外にも商品棚の間など全体に防犯カメラを設置して、お店全体を守ることができます。
● 駐車場管理の役割
大型店舗になると駐車場も広くなるため、車上荒らしをしやすい環境になってしまいます。そこで、駐車場にも防犯カメラを設置することで、車上荒らしの予防をすることができます。またその防犯カメラによって車同士のトラブルがあった際にも証拠として警察へ見せることができます。狭いスペースを多くの車が行き交う駐車場には防犯カメラを設置しましょう。
● お子様を見守る役割
家族連れで大型店舗を訪れる方が多くいます。しかしたくさんの人が利用する大型店舗では簡単に子供を見失ってしまい、ひどいときには誘拐されてしまうというケースもあり得ます。そのため防犯カメラを設置することで不審者に監視意識を持たせ、事件を防ぐことができます。また、万が一犯罪が起こった際には防犯カメラの映像が重要な手がかりとなります。
スーパーにおいても防犯カメラが設置されているのをよく見かけると思います。スーパーにおける防犯カメラの役割をご紹介します。
● 万引きや内引きを防ぐ役割
スーパーは棚が多く従業員の目が行き届かないため、万引きが行われやすくなってしまいます。そのため死角が無いように防犯カメラを設置して万引きの証拠を残します。また、監視されていると意識させることで万引き防止につながります。従業員数が多いほど内引きは発生しやすいため、店舗が大型であれば内引き防止のための防犯カメラ設置もする必要がでてきます。
● 労務管理の役割
監視カメラが設置されていることで、スタッフも監視されていると意識し、接客態度の見直しなどに繋がります。映像でスタッフの働き方を見ることもできるため的確な指導を行うことができます。また、レジなどの金銭管理も可能です。
● 駐車場管理の役割(防犯力を強化する効果)
敷地が広く死角も多い駐車場を人だけで管理するのは難しいです。監視されていないと思えば車上荒らしが起こることもあります。駐車場に防犯カメラを設置することで防犯力を強化することができます。また、車同士、人同士のトラブル解決の手助けにもなります。
● 顧客管理の役割(フードディフェンスの役割)
防犯カメラを設置することで客層を知ることができ、マーケティングに活用できます。また、食品を扱う場所であるため異物混入などが無いかを確かめるフードディフェンスにも活用できます。
防犯カメラには店舗に設置する業務用と自宅などに設置する家庭用があります。外見に大きな差はありませんが、性能や耐久性に違いがあり、その分価格にも差が出てきます。
ここでは業務用防犯カメラと家庭用防犯カメラの違いについて説明します。
業務用と家庭用のどちらにしても、防犯と監視という目的は同じです。そのため防犯カメラの大きさをあまりに大きくしてしまうと支障が出てきてしまうため、業務用でも家庭用でも見た目はそれほど違いません。
防犯カメラの様々な機能は、家庭用防犯カメラにも搭載することができます。防水や赤外線、録画や遠隔での閲覧など、高い金額を支払えばこれらの機能を付けることができます。
しかし業務用と同じように多くの機能があっても、業務用と家庭用とではそれぞれの性能に差が出てしまいます。安い家庭用防犯カメラでは画素数が少ないことが多いため少し離れてしまえば、顔を特定できるほど正確な映像を映すことはできません。そのためせっかく取り付けた家庭用防犯カメラでも、設置場所の高さや対象物との距離によっては何の証拠にもならなかったということもあります。
業務用防犯カメラは鮮明に撮影できるように高性能になっているものが多いため、店舗に設置する場合にはきちんと業務用防犯カメラを使用しましょう。
業務用防犯カメラは耐用年数が6年と法律で定められています。しかし家庭用防犯カメラや海外製の防犯カメラにはそのような決まりがないため、新品で購入したとしても場合によってはすぐに壊れてしまうこともありうるのです。
また、基本的に製品寿命は1日8時間の稼働で計算してあるため、24時間使用する防犯カメラの製品寿命は表記の3分の1程度になります。そのためきちんと法律で耐用年数を定められている業務用防犯カメラのほうが耐久性は優れていることが多いです。
店舗に設置する防犯カメラには、きちんとその役割を果たすために必要な性能がいくつかあります。証拠や記録を残すための防犯カメラであれば高画質での録画ができる種類でなくてはありません。また、現地に行く必要なく店舗の様子をうかがうためには遠隔操作が必要になります。ここではこれらの性能について説明します。
高画質での録画可能なカメラとしてAHDカメラというものがあります。AHDとはアナログハイビジョンのことです。人の顔や車のナンバー、お金の種類まで綺麗に映すことができるためレジや駐車場などきちんと記録しておきたい場所への設置に適しています。記録しておくためにAHD対応のレコーダーが必要です。
遠隔で監視するためには遠隔監視機能が搭載されたデジタルレコーダーが必要です。防犯カメラにつないであるデジタルレコーダーを通じてパソコンやスマートフォンで映像を確認することができます。遠隔監視はレジ管理や従業員管理、衛生管理など、店舗にいない管理者が確認するために多く活用されています。
カメラの性能はもちろん大切ですが、レコーダーの操作性なども大切です。レコーダーの操作にはパソコンマウス操作式とジョグダイヤル式というものがあります。パソコンマウスのほうはパソコンのように操作できるため映像の頭出しなどが楽に行えます。しかしジョグダイヤル式はマウスのような自由な操作ができないため頭出しなどが難しいです。録画した映像を見る際のレコーダーの操作性にもこだわりましょう。
店舗へ防犯カメラを設置するときには以下のことに気を付けましょう。
このように防犯カメラの設置店舗や目的などによりどの防犯カメラを選ぶかが変わってきます。目的をきちんとこなせるよう以上のことに気を付けて慎重に選びましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
お家を24時間見守ってくれている防犯・監視カメラ。防犯において非常に頼れる心強い味方ですが、カメラにも苦手とするものがあります。日が沈んだ後にやってくる、何も見えない夜の暗闇です。
カメラは構造上人間の目よりも光を集めにくく、十分な光量がないとまともに撮影することができません。人間にとっては少しばかり暗い夕闇でも、防犯カメラには何も表示されないといったケースも多々あります。
防犯ライトと組み合わせることで光を確保する手段もありますが、安易にライトを使えない状況も存在します。人通りの多い場所や住宅密集地などでは、頻繁にライトを点灯させると迷惑になる場合があります。
暗い場所を撮影したい、しかしライトは付けられない、そんなにっちもさっちもいかない状況を打破できる暗視機能を搭載した防犯・監視カメラについて参考になる情報をご紹介していきます。
目次
夜の暗闇の中、ライトで照らさずとも暗いまま鮮明な映像を撮影できる暗視カメラには、大きく分けて2種類の方式があります。
ひとつは目に見えない赤外線と呼ばれる光を捉えて映像を取得する赤外線方式。もうひとつは、わずかな光を増幅して撮影に足る光量を確保する高感度方式です。
それぞれの撮影機能ごとに異なった特色を持ち、そのため適する状況も変わってくるため、目的に応じて選ぶ必要があります。上記二つの暗視方法について、以下に簡単な解説をしていきます。
赤外線とは人間の目には捉えることのできない特殊な波長をもった光のことです。この赤外線を放射できる「赤外線LED」を使って対象を照らし出し、赤外線を捉えられるカメラで撮影します。
赤外線でどれだけ照らしても人間の目ではそれを認識できないため、傍から見ると真っ暗でも十分な光量がある状態となります。重要な特徴として、カメラ自体が光を放つために、月明かりすらない完全な真っ暗闇でも撮影が可能という利点があります。
そのため一般的な野外の他、一切光源が期待できない密閉された倉庫などの撮影にもおすすめできます。
こちらは高感度の素子を搭載することで、ごくわずかな光を電子的に増幅して光量を確保する方法です。流通している商品としてはデイナイトカメラ、スターライトスコープなどとも呼び分けられ、その名の通り星明り程度の光でも明るい映像が撮れると言われています。
特徴としては窓明かりや街灯など光量は少なくとも光源さえあれば十分な明るさで撮影できるため、そうした環境に向いています。
また赤外線方式とは異なり自分から光を出すことはないため、非常に秘匿性が高いという利点があります。不審者に気付かれずに監視をしたい場合などに適しているとされています。
現在防犯市場において数多く出回っている暗視カメラは赤外線方式です。高感度方式はわずかでもよいとはいえやはり光源が必要なため、撮影する環境を選ぶという難点があります。
安定して撮影するためには豆電球程度の明かりを常時確保できる場所であることが必要と言われています。その点、まったくの無光量でも撮影が可能な赤外線方式はどこでも使えるという点がうれしいポイントです。
また、高感度方式でスペックの高い最先端のものはまだ高価なため、コスト面でも赤外線方式が普及する理由になっているようです。
赤外線カメラで注意が必要なこと
赤外線による暗視方式では、撮影できる映像が基本的に白黒になります。
これはカメラが対象から反射してきた赤外線を捉える際に光の強弱のみを認識しているからだと言われています。そのため繊細な色のディティールまで確認したい場合には赤外線方式は適さない可能性があります。
また、カメラ自体から光を放射する都合上、被写体があまりに遠いとうまく撮影できないおそれがあります。ガラスなどの光を反射しにくい物体の暗視も苦手なようです。
その他、カメラとは別途に赤外線LEDにも寿命があるため、カメラは無事でもLEDが故障してしまえば暗視は不可能になります。
導入している暗視カメラがうまく暗闇を撮影できなくなったときは、LEDの不調を確認してみると良いかもしれません。
これまで読んでいただいた方の中で、白黒ではないカラーの暗視カメラを見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。暗視カメラの撮影技術は日夜発展を重ねています。
その結果、現在では赤外線式の暗視カメラでもカラー映像が撮れるモデルが売られるようになりました。技術の進歩が可能にしたカラー暗視技術によって、これまで暗視カメラの運用が難しかった場所への導入もできるかもしれません。
新型のCCD(映像素子)が開発されたことにより、赤外線をより詳細に解析することができるようになったためです。これまで物体に反射した赤外線から読み取れる情報は、その物体の形と温度、光の濃淡(=白黒映像)のみでした。
新しいCCDは捉えた赤外線をさらに分解して、わずかな反射の差から物体の色を読み取れるとされています。
カラー撮影が可能になったことにより、光源のまったくない環境においてより詳細な情報を得られるようになりました。例えば撮影範囲内に入ってきた人間の、来ている服や肌の色、乗ってきた車や自転車のカラーなども確認できます。
対象人物を絞り込む手掛かりが増えることによって、犯罪発生時に警察が犯人を特定できる可能性が上がります。また深夜の病棟などでは、眠っている患者を起こさずに顔色を確認するといった使い方もできることでしょう。
上記にご紹介した暗視カメラの他にも、防犯灯(センサーライト)を組み合わせることで夜間の監視を行うこともできます。また人感センサーなどを駆使することでも、より高い防犯効果の見込めるカメラの運用が可能です。
防犯カメラにセンサーライトを導入するときのメリットとデメリットは以下のようなものがあります。
防犯カメラのセンサーに、さらに連動するライトを取り付けることで防犯性能を強化することができます。センサーライトは設定範囲内での人の動きを感知して点灯するため、秘密裏に侵入を試みようとする者に対する威嚇になります。特に深夜など暗い時間帯に効果が高く、防犯カメラに暗視機能がなくとも不審者の姿を撮影できるというメリットがあります。
デメリットとしては、誰が近づいても点灯してしまうため、人通りの多い場所に設置していると近所迷惑になってしまう可能性がある点が挙げられます。
人感センサーとは、人がそこにいることを感知するセンサーの総称です。
感知方式には赤外線や超音波、内蔵マイクやレーザー光などがあり、動きや体温などから人の存在を検知します。防犯・監視カメラは、何者かが敷地に侵入した際に、『誰が入ってきたか』を録画に収めることを目的としています。防犯という性質上、重要な映像が撮れるのは誰かが近づいたときだけです。
人感センサーを防犯カメラと組み合わせることによって、誰かが撮影範囲に入ったときのみ録画を行うことができ、防犯上意味のある映像だけを入手することができます。また録画するシーンを絞ることにより、最大フレームレートの高い高画素かつ長時間の映像を撮影することができます。
有史以来、人類はさまざまな手段で夜の闇に抵抗してきました。
21世紀においてもそれは変わらず、カメラが苦手としてきた光量問題も、暗視機能やセンサーライトで克服しつつあります。夜間の監視用途にも対応できる防犯カメラは、いま幅広く市場にラインナップされています。
ご自宅や施設の監視にどんな種類のカメラが使えるのか、どんな機能を取り入れればよいのか、迷うことがあるかもしれません。無理に個人で導入するのではなく、専門知識とノウハウをもった防犯カメラのプロに導入を依頼することも是非ご検討ください。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
映像通信技術の発達と情報化社会への移行にともない、防犯・監視カメラはより身近な存在になってきました。ご自宅や職場に防犯・監視カメラを導入しようと検討されている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そもそも防犯カメラと監視カメラは何が違うのか、どんなことができるのかといった基礎的な知識から、どんな種類のカメラがあってどのような用途に使うのが適しているのかといったカメラ選びのコツをご紹介します。
また、実際に取り付ける際の取り付け方、取り付け場所のポイントなど、防犯・監視カメラを使えるようになるために役立つ様々な情報をお伝えします。
目次
防犯・監視カメラと聞いて、まず思い浮かべるのはどんなイメージですか?銀行や商業施設、繁華街などで犯罪抑止のために目を光らせている、少し物々しい印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
もちろんそういった人の集まる場所に設置されているのも、防犯・監視カメラの重要な役割の一つです。同様に、ご家庭やオフィスなどでも防犯・監視カメラが効果を発揮できるケースがあります。
まずはどのような目的で防犯・監視カメラが導入されているのかをご説明します。
防犯カメラと監視カメラを分けるポイントはずばり、カメラを設置する目的の違いです。
以下にそれぞれのカメラの目的と特徴を記載します。
▶ 防犯カメラ
▶ 監視カメラ
防犯・監視カメラが設置されていることで、犯罪を企図する者は見張られているという心理的な圧力を感じることになります。
言うまでもないことですが、犯罪者のほとんどは、自分の犯罪が露見して罪に問われることを望みません。犯罪がバレるかもしれないというリスクをカメラの存在によって明示することで、思いとどまらせる効果があります。
また監視カメラが記録した映像は、事故や事件が起こった際に警察に届ける強固な物証としてはらたくというメリットもあります。原因が何なのか、誰の過失によるものかを明らかにすることでトラブルの回避に役立ちます。
生産技術の進歩と流通網の整備によって、一昔前と比較しても安価に防犯・監視カメラを入手できるようになりました。しかし、安価になったとはいえ防犯監視用途に耐えうる性能のカメラを揃えるとなると、ある程度の購入費用を覚悟する必要があります。
また動作に電源を必要とする機種が多いため、設置に際して工事が必要な場合が少なくありません。導入の際にかかる費用のほか、月々の電気代や、定期的なメンテナンス、記録媒体の交換など、維持費がかかりがちです。
目的によって使い分けられる防犯カメラと監視カメラですが、その中でもさらにいくつかの種類に分けられます。種類によって、カメラの形状のほか、撮影能力、録画映像の保存方式、通信機能の有無といった機能面での違いがあります。
カメラの機能によって得意とする場所や状況が変わってくるため、導入の際には用途と性能をよく確認しておく必要があるでしょう。
防犯・監視カメラには大きく分けて2種類の形状があります。それぞれ異なった特徴を備えているので、用途に合わせた形状選びが重要になります。
● ボックス型カメラ
比較的大型の箱状の筐体にレンズの取り付けられた、まさに防犯カメラといった趣のカメラです。見た目からして威圧感があり、そのため犯罪抑止目的で取り付けられることが多いです。撮影能力を持たないダミーカメラも多くの場合ボックス型の形状を模しています。高い抑止効果を見込めますが、構造上死角が分かりやすいという弱点があります。
● ドーム型カメラ
比較的小型で、半球状のカバーの中にレンズを収めた形状のカメラです。一目みてカメラだとは判断しにくいため、監視カメラとしての用途に向いているとされます。外見にあまり威圧感がないことを活かし、店舗のフロアの監視に用いられるケースもあります。死角が分かりにくく視野が広いのが特徴ですが、小型のためレンズを選びにくいという面があります。設置スペースを抑えるために、電源を内蔵しSDカード録画のワイヤレスタイプも存在します。
今日の防犯・監視カメラ市場においては、さまざまな機能を付与したものが各社から発売されています。どのような機能をもったものがあるか、一例を下記にご紹介いたします。
設置したあとは毎日稼働させるものですから、何年くらい保つのか気になるという方も多いのではないでしょうか。
一般的な防犯・監視カメラの耐用年数は5~6年程度と言われています。ただし、メーカーによって保障している年数はまちまちですし、実際の使用環境によっても寿命は大きく異なります。
カメラは精密機械ですから、熱や湿気、振動に晒される環境では想定よりずっと早く寿命を迎えることも珍しくありません。設置工事の仕方によっても長期的に見れば大きな差が出ることもあるため、工事業者選びは慎重に行いましょう。
また忘れてならないのが映像を記録するレコーダーの寿命です。特にハードディスクレコーダーの場合、ハードディスクの機械的な摩耗による寿命は約30,000時間と言われています。毎日24時間稼働させた場合、大体3年半ほどで記録ができなくなってしまう可能性があります。
現代の防犯・監視カメラはほとんどが録画の記録媒体にハードディスクやSDカードを用いると思われますが、大前提として媒体の保存容量によって録画データの記録可能時間は大きく変わります。大容量の記録媒体であればより長日数、長時間の録画を保存可能です。
同じ容量の媒体に記録する場合、保存可能時間に影響するものは大きく分けて4つあります。
● 接続しているカメラの台数
カメラの数が多いほど、一台あたりが使用できるデータ数は減り、長時間の保存が困難になります。
● 映像の画素数
基本的に画素数(画質)と映像のデータサイズは比例関係にあります。そのため、長時間の録画を保存するためには画素数を下げる必要があります。
● 動画圧縮形式
映像データは保存される際に扱いやすいよう圧縮されますが、その際の圧縮形式によってデータの大きさは変わります。なかでもインターネットの動画サイトなどでよく用いられる『H.264』と呼ばれる形式は、録画解像度とデータサイズのバランスに優れ、動画保存に向いていると言われています。
● フレームレート
デジタル動画は映画のフィルムのように複数の静止画を高速で入れ替えることで動きを表現しています。フレームレートは1秒間に表示できる静止画の枚数のことを言い、fpsという単位で数えられます。最大フレームレートを下げれば動画内の静止画枚数が減り、データサイズも小さくなります。あまりレートを下げ過ぎるとコマ送りのような見づらい映像になってしまいますので注意が必要です。
ここまで防犯・監視カメラの種類と機能についてご紹介してきました。設置するカメラを選んだあとに気になってくるのが、実際に取り付ける場所についてではないでしょうか。防犯・監視カメラは明確な目的のもの使用する機材ですから、適切な設置をしなければ高い効果は見込めません。
また設置に工事が必要な場合も多く、効果が薄いからと設置箇所をすぐに変えることは難しいかもしれません。どのような場所に、どのような状態で取り付けるのが良いか、しっかり吟味して行動に移す必要があります。
▶ 玄関、出入り口
定番の設置場所です。もっとも人の往来が激しい場所は、防犯だけでなく出入りする人間の確認にも使えます。玄関の場合、鍵穴が映るように角度を工夫すると、不審者の人相だけでなく不法侵入の手口を証拠に残せます。
▶ 裏口、勝手口
こちらも定番なのではないでしょうか。裏口は外から見えにくい位置にあることが多く、不審者にとって狙いやすい場所です。逆にいえば、裏口まで回り込んでくる人間は招かれざる客の可能性が高いということでもあります。
▶ ベランダ、窓
いずれも不法侵入者の侵入ポイントとして多くの事例が上がっている場所です。窓辺を照らすような照明器具がない場合は、暗視機能を備えたカメラが効果を発揮します。
▶ 駐車場
人目につきづらく、かつ自動車という高価な資産のある駐車場は犯罪発生率の高い場所でもあります。車上荒らしや車泥棒に対する牽制として、防犯・監視カメラは役に立つことでしょう。駅や商業施設が付近にある場合、不法駐車を防止する効果もあります。
▶ 店舗や事務所のフロア天井
フロア全体を俯瞰できるような位置に、視野角の広いカメラを設置するのがオススメです。万引きや内部不正の物証、顧客の動向確認など幅広い用途に使うことができます。
防犯・監視カメラは目的に応じた取り付けの方法があります。例えばご自宅の防犯を目的とする場合、そこにカメラがあると一目で分かるように設置する必要があります。逆に監視を目的とするならば、威圧感がなくすぐにはカメラと気付けないような場所への設置が必要です。
また、稼働時のメンテナンス性は見逃せない要素です。調子が悪くなったときや、記録媒体がいっぱいになったときなど、整備が必要な機会は少なくありません。有線カメラの場合はケーブルが何らかの原因で断線してしまった場合にも修理が必要になります。取り付けの高さなどを工夫して、いつでもお手入れができるようにしておきましょう。
マンションやアパートなどの賃貸住宅の場合、設置に管理会社の許可が必要な場合もありますのでご留意ください。
ポイント!
個人を特定できるレベルの解像度を持つ防犯・監視カメラを使用する場合、「個人情報保護法」が絡んでくる場合があります。すなわち、カメラによって記録される「顔」「人相」が、「個人情報」になり得るケースです。
個人情報保護法では、カメラによって顔を撮影された個人に対して、映像の使用目的を公表しなければならないとしています。同時に、撮影の状況からみて個人情報の使用目的が明らかな場合は公表の必要はないとも定められています。
防犯・監視カメラを施設や自宅の防犯に使用する場合、「防犯」という目的は明らかなので、保護法には抵触しないというのが弁護士回答における通説とされています。また、撮影したデータを6ヵ月以内に廃棄する場合にも使用目的を公表する必要はないとされていますので、個人情報保護法に抵触しないか不安な場合はデータの保存期限を6ヵ月以内に定めるのが有効かと思われます。
基礎知識のまとめとしましては、以下の4つになります。
防犯意識の高まる傾向にあるいま、市場にはさまざまな防犯・監視カメラが並んでいます。それぞれ得意とする分野や、設置に適した環境など幅広い特徴を備えたものを選ぶことができます。
どんな効果を期待しているのか、どこに設置する予定なのか、どのくらいの期間稼働させるつもりなのか、目的と予算とを吟味して、最適なものを選択する手助けとなれば幸いです。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
自宅や店舗に防犯カメラを設置したいと思った時、どの防犯カメラにするかという点も大切ですが、どの業者へ設置を依頼するかという点も大事なポイントです。
防犯カメラ設置を行っている業者は数多くあります。その中で失敗しない業者選びをするにはどのような点に気を付ければよいのでしょうか。
ここでは防犯カメラ設置代行業者を選ぶ5つのポイントについて、防犯カメラ設置をお願いする際によくある疑問について説明していきます。
目次
防犯カメラを設置してもらう際にどの業者にしたらいいのか迷ってしまうと思いますよね。そんなときには5つのポイントを意識して選んでみましょう。
ここでは業者を選ぶポイントを、対応のスピード、機能と金額、扱っている機材、実績、アフターフォローに分けて説明していきます。
修理や緊急の場合でなくても、対応が早いとこちらも予定や予算を立てやすくなります。問い合わせをしてから相談や概算見積りなどを素早く行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。依頼者と業者間で認識のずれが発生し、こちらの予定とは違う日程で施工が進んでしまうトラブルも多いようですので、早い段階で施工の日程について話しておくとよいでしょう。
また問い合わせや見積りなど、電話受付での対応は丁寧だったか、誠意ある対応だったかなども気にしておきましょう。
防犯カメラを設置する際には搭載したい機能や金額の希望などが出てくると思います。これらをきちんと満たし、適切な価格を提示してくれる業者を選びましょう。
ホームページにとても安い価格が載っていても、それは一番安い機器の値段が載っていただけで、機器の費用や設置工事の費用を見積もってみたら他の業者よりもとても高額になってしまったというパターンもあるそうです。そういったトラブルを防ぐためにもよくホームページの情報を確認しておきましょう。
必要なカメラの性能や機能に合った価格を提示してくれる業者を選ぶことが大切です。
きちんと国の基準を満たした機材を使用しているかどうかは重要なポイントです。
お客様からの信頼を守りたい業者であれば、信頼できる機材を使用しているとお客様を安心させようとしてくれます。また、きちんとした機材を使用することで設置後長く安全に使用することができます。
しかし機材の値段を削減し利益を得る業者や、ひどい場合には故障することを見越して不適切に設置する業者もあるそうです。きちんとした機材を使用しているか、製品の映像を見せてくれるかなどにも気を付ける必要があります。
実績があるということは、その業者がお客様から信頼されている、評価が高いということにも繋がります。過去に行った施工内容をホームページに載せている業者もあるため、そちらを参考にするのもよいかもしれません。
業者の中には個人宅を中心に施工を行っている業者、企業のオフィスや施設などを中心に行っている業者、どちらも幅広く行っている業者などがあります。このような実績を確認し、自分のニーズに合っている業者を選択しましょう。
また、防犯カメラの設置場所などには法律の問題が絡むことがあります。そういったことにもきちんと気を配ってくれる、施工経験が多く安心して任せられる業者を選ぶことが大切です。
安心して施工を任せられることはもちろん、施工後のアフターフォローについても気を付けましょう。防犯カメラは機械ですから、何らかのトラブルで壊れたり、長期的に使用して壊れたりすることがあります。その際には設置をお願いした業者に修理してもらうのが安心です。そのため、もしも故障してしまった時にどのようなフォローをしてもらえるのかを、事前に確認しておくことが大切です。
設置を依頼する際に、故障した場合のアフターフォローについてもきちんと聞いておきましょう。
いざ防犯カメラの設置をお願いしようと思うと、さまざまな疑問が出てくると思います。
ここでは以下の3つについて説明していきます。
▶防犯カメラの設置場所とその効果
▶リース契約と設置の違い
▶防犯設備士がいる業者へ依頼するメリット
現在、防犯カメラをさまざまな場所で見かけると思います。
商用施設だけでなく、路地や個人宅へも多く設置されています。
よく設置されている場所と、その効果を紹介していきます。
〔マンション・アパート・戸建住宅〕
・正面玄関→空き巣や不審者の侵入防止
・駐車場→車上荒らしやいたずらの防止、トラブルの際の参考映像
・ごみ置き場→不法投棄の対策
・エレベーター前、中→不審者出入りの防止、住民の不安を取り除く効果
〔店舗〕
・出入り口→威嚇効果
・レジ→金銭管理や接客確認、強盗対策
・フロア→万引き対策、客層を調べマーケティングへ繋げる
・駐車場→車上荒らし防止、トラブルの際の参考映像
リース契約とは、リース会社が必要な商品を購入し希望する期間お客様へ貸し出すというものです。リース契約では防犯カメラを販売しているわけではないため、購入する費用がかかりません。レンタルは短期間で様々なお客様へ貸し出すというものであるため、長期間一人のお客様へ貸し出すリース契約とレンタルでは貸出方法が異なります。
防犯カメラにおいてもリース契約で利用することができます。
リース契約におけるメリットは以下のようになっています。
・購入しようか悩んでいる際に、お試しとして利用することができる
・メーカーの保証期間が過ぎてもリース会社が対応してくれることが多い
・購入や設置費用、ランニングコストなどの費用を月額でリース会社へ支払うため費用を固定化することができる
・短期間使用するのであれば購入するよりも費用を抑えることができる
リース契約による防犯カメラ設置のメリットは以上のようになっています。こうしてみるとリース契約のほうがお得に見えますが、防犯カメラをどの程度使用するかによっては購入したほうがお得な場合もあります。
リース契約のデメリットは以下のようになっています。
・長期的に使用する場合にはリース契約では割高になる
・暗視や動作感知などの必要な機能が備わっている防犯カメラを扱っていない場合がある
・繁忙期には希望した機種が借りられない場合がある
・保守サービス費用が別途必要な場合もある
このようにリース契約にもデメリットが存在します。このため、長期的に防犯カメラを使用する場合にはご自身で購入したほうがお得になる場合が多いです。また、使用目的により必要な機能が多い場合、最新型の高性能なものを使用する場合も、ご自身で機種を選択し、購入したほうがよいでしょう。
防犯カメラをお試しで使用したい場合にはリース契約をし、長期的に使用する場合には購入することをおすすめします。
リース契約とは、リース会社が必要な商品を購入し希望する期間お客様へ貸し出すというものです。
リース契約では防犯カメラを販売しているわけではないため、購入する費用がかかりません。
レンタルは短期間で様々なお客様へ貸し出すというものです。
そのため長期間一人のお客様へ貸し出すリース契約とレンタルでは貸出方法が異なります。
防犯カメラにおいてもリース契約で利用することができます。
リース契約におけるメリット・デメリットは以下のようになっています。
▶購入しようか悩んでいる際に、お試しとして利用することができる
▶メーカーの保証期間が過ぎてもリース会社が対応してくれることが多い
▶購入や設置費用、ランニングコストなどの費用を月額でリース会社へ支払うため費用を固定化することができる
▶短期間使用するのであれば購入するよりも費用を抑えることができる
▶長期的に使用する場合にはリース契約では割高になる
▶暗視や動作感知などの必要な機能が備わっている防犯カメラを扱っていない場合がある
▶繁忙期には希望した機種が借りられない場合がある
▶保守サービス費用が別途必要な場合もある
このようにリース契約にはメリット・デメリットが存在します。
長期的に防犯カメラを使用する場合には、ご自身で購入したほうがお得になる場合が多いです。
また、使用目的により必要な機能が多い場合、最新型の高性能なものを使用する場合も、ご自身で機種を選択し、購入したほうがよいでしょう。
防犯カメラをお試しで使用したい場合にはリース契約をし、長期的に使用する場合には購入することをおすすめします。
防犯設備士とは、防犯設備の効果的な取り付け場所、建物や立地ごとの防犯対策、強盗や不審者の犯行手口などについて知識のあるプロのことです。
防犯設備士がいる場合には、自宅や店舗を見てもらい、どの部分が狙われやすいのか、どのような防犯対策を行うのが効果的かを判断してもらえます。防犯カメラの効果的な取り付け方や撮る場所や向きなどのアドバイスをもらえるため、防犯カメラの効果をより一層高めることができます。また、最新の防犯システムの提案もしてもらえるため、自宅や店舗の防犯性能を高めることができます。
防犯カメラを設置する際には防犯設備士のいる業者へお願いし、一度自宅や店舗の狙われやすい場所を判断してもらうとよいでしょう。
防犯カメラ設置代行業者を選ぶ際には以下のことに気を付けましょう。
▶業者を選ぶ際には対応、適切な機能や金額提示、扱っている機材、実績、アフターフォローに気を付ける
▶防犯カメラの設置場所によって効果が変わってくる
▶長期的に使用する場合には購入がおすすめ
▶防犯設備士にアドバイスをもらうことでより一層防犯性能を上げることができる
以上のことに気を付けて、自分に合った防犯カメラ設置代行業者を見つけましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
ショッピングモールやホテル、オフィスやカラオケなど、外へ出ればいたるところで防犯カメラを見かけると思います。また、マンションやアパートなどの賃貸住宅でも防犯カメラを見かけるようになりました。
そんな中最近では一戸建ての住まいへ防犯カメラを取り付ける方が増えてきました。近年、防犯カメラはとてもお求めやすい価格になっており、個人のご家庭での普及が進んでいます。
しかし豊富な機能、メーカー、デザインなどの様々な機種からどの製品選べばよいのかわからないという人も多いと思います。そこで今回は家庭用の防犯カメラを選ぶための4つのポイントと、設置方法や注意点についてご紹介します。
目次
近年、自宅に防犯カメラを設置するという家庭が増えてきました。設置する目的はそれぞれですが、どのご家庭も狙った効果を得られるように防犯カメラの種類を選択し、設置場所を決めていると思います。
ここでは家庭用防犯カメラによって得られる効果とどのようなときにその効果を発揮するのかを説明します。
家庭用防犯カメラには、設置場所によってさまざまな効果があります。
他にも防犯カメラを設置していることで建物へのいたずらの防止や女性のストーカー被害のなどの防止効果もあります。また、隣人トラブルが起きた際の参考資料として活用する方もいるそうです。防犯カメラを設置することで家族がより安全に安心して暮らすことができます。
防犯カメラがついていることにより、トラブルが発生したときの参考映像や証拠映像として利用することができます。しかし、防犯カメラは設置しているだけでも効果を発揮します。
一戸建て住宅は泥棒や放火、のぞきやストーカーなどさまざまな犯罪のターゲットとなりやすいです。見える場所に防犯カメラを設置すると、犯人を威嚇することができ犯罪を未然に防ぎやすくなります。
また、トラブルが起こった際には防犯カメラの映像を証拠として警察へ提供できるため、大きな防犯効果が期待できます。
空き巣はごく普通の男性会社員を装って事前に家を偵察することが多く、インターフォンを押し、どの時間帯が留守なのかを調べておくそうです。その際、インターフォンによる自動撮影を見越してカメラを手で隠す犯人もいるそうです。インターフォンや玄関鍵、ドアスコープが撮影できる位置に設置することで、犯行を行う犯人の動きを捉えることもできます。
画質のよいものやアプリ対応のもの、デジタルズームのついているものなどさまざまな種類があります。そのためどれを選べばよいか悩んでしまうと思います。
選ぶ際は4つのポイントを押さえることでニーズに合ったカメラを選ぶ助けになります。
防犯カメラにはさまざまな種類があります。便利な機能がたくさんあるなかで、どの防犯カメラを選ぶかは設置場所や使用する時間帯、目的などによって左右されます。
たとえば、駐車場に防犯カメラを設置したい場合、暗視機能が付いていない防犯カメラでは夜間の監視を行うことができません。このように時間帯によって選択するカメラの種類が変わってきます。
また、監視したい対象の大きさや範囲によって選択するカメラの性能が変わります。撮影範囲によって最大フレームレートや画質などの必要数が変わることで、選択するカメラも変えなければなりません。
このように、防犯カメラを設置する場所や使用する時間帯、使用する目的を明確にしてからどの機能を付けるのか、設定や画素はどうするかなどのスペックを決めるようにしましょう。
防犯カメラの録画機能を大きく2つに分けることができます。1つ目は一般的な防犯カメラ、2つ目はネットワークカメラです。
● 一般的な防犯カメラ
こちらは防犯カメラとは別に録画機器を用意する必要があります。ケーブルでカメラと録画機器を接続するものや無線電波を利用したワイヤレスタイプなどがあります。
● ネットワークカメラ
インターネット回線を利用して映像をサーバーへ記録するタイプです。そのため録画機器を用意する必要がないです。インターネット回線を使用しているためスマートフォンなどからリアルタイムで映像を確認できます。お子様やペットのようすを見守りたい主婦の方などから人気があります。
このように、映像の記録方法にも違いがあるため、目的や場所に合ったカメラを選ぶことが大切です。
防犯カメラの中でも防犯効果があまり期待できないものがあります。それぞれの名称と理由を説明します。
● ワイヤレスカメラ
ワイヤレスカメラの強みは電源ケーブル以外の配線がないということです。反面、配線がないために通信が不安定になりカメラの映像が途切れてしまう場合があります。偶然何かトラブルが起こった時に映像が途切れていたり乱れていたりした場合、証拠として映像を残すことができません。
● 室内の様子を確認するカメラ
空き巣等が侵入したときには室内で何が行われたかの証拠映像として使用することができます。しかし、室内に設置してあれば防犯カメラがあるという威嚇には使用できないため防犯効果という点ではあまり期待できません。
● SDカード録画カメラ
このタイプは録画機器を使用せず、防犯カメラ内にセットするSDカードへ映像を記録するというものです。そのため、玄関など見える位置に設置されている場合、SDカードを抜かれたり防犯カメラ自体を壊されたりすれば映像を残すことができなくなります。
● HD-SDIカメラ
こちらのカメラは高画質、高精細で映像を記録できる代わりに記録データの容量が大きいタイプのカメラです。大容量の録画機器を用意しておかなければいつの間にか録画が止まっていたということも起こりえます。そのため、高画質でも小容量で録画をすることができるAHDカメラを使用する人が増えています。
防犯効果を高めることは大切ですが、費用とのバランスをきちんと考えなければなりません。どの程度の防犯対策を行いたいのかで選択するカメラの性能や機能が変わってきます。
● リーズナブルに防犯対策を行いたい方
この場合にはネットワークカメラをおすすめします。雨のかかる屋外へ設置することは難しいですが、狙われやすそうと不安に思っている部分へリーズナブルなネットワークカメラを設置することで安心感を得ることができます。
● 家の周りをきちんと見守りたい方
この場合には防犯カメラが複数セットになっている商品がおすすめです。カメラによって威嚇することができ、複数あることでさまざまな場所の防犯対策を行えます。
● 徹底的に防犯したい方
この場合は防犯カメラの機能として通報機能がついていたり、警備サービスと併用できたりするものがおすすめです。ホームセキュリティ会社が販売している防犯カメラもあるため、そのような通報システムまで付いているものを選びましょう。
防犯カメラにはさまざまな種類がありますが、設置方法はどれも基本的に変わりません。ここでは防犯カメラの基本的な設置方法と、設置する際の注意点、設置後に気を付けるべきポイントについて説明します。
新しく家を建てる際、リフォームする際に防犯カメラを設置することで配線や配管を綺麗に隠すことができます。
防犯カメラの配線を通すためには天井や壁に穴を空ける場合が多いです。しかし、新築やリフォームの際に一緒に防犯カメラを設置することで、ケーブルや有線LANケーブルを見栄えよく綺麗に配線することができます。あとから防犯カメラを設置しようと考えているのであれば、壁材や天井材を張る前に防犯カメラ設置をするのがよいかもしれません。
防犯カメラの設置手順は以下のようになっています
1.防犯カメラの設置場所を決める
2.電源の確保
設置場所の近くに電源がある場合は通常のACアダプタを使用します。
電源が遠い場合は電源延長ケーブルを使用します
3.ケーブルをどこから屋内に引き込むかを決める
・壁に穴を空ける方法
・エアコンダクトから通す方法
・すきまケーブルを使用し窓から通す方法
4.ケーブルを敷設する
日差しや雨でケーブルが劣化しないよう、保護配管を使用します。
5.防犯カメラを取り付ける
壁や天井に取り付ける際は直接取り付けます。壁や天井がない場所へ取り付ける場合にはポールを使用し取り付けます。
このようにDIYする場合には綺麗に設置することはもちろんカメラに映りこむ範囲にも気を配る必要があります。そのため、事前にカメラに映る範囲や配線のしかたなどをきちんと考えておきましょう。
防犯カメラを設置すれば終わりという訳ではありません。設置後でも気を付けるべきポイントが2つあります。
● 耐年数を覚えておく
設置後、映像を確認する機会がなければそのまま設置しておくことになると思います。しかし、耐年数を忘れて放置をしてしまうといつの間にか故障して撮影できなくなっている場合があります。使えないと気づいてから新しいものを検討しているのでは防犯対策としての意味がありません。
防犯カメラを設置したときにはきちんといつまで使用できるかを頭に入れておきましょう。
● 定期的なメンテナンス
取り付けたからといってそのまま放置していてはケーブルや本体も少しずつ劣化して行きます。とくに屋外へ取り付ける場合には紫外線や雨風にさらされ劣化しやすくなっています。そのため定期的に点検と掃除を行うことが大切です。
防犯カメラを選ぶところから設置するまでには以下のようにたくさんのポイントがあります。
これらすべてを頭に入れ、正確に対処するのは難しいため、確実なカメラ選びや丁寧な設置を行いたい場合には業者へお願いするのがおすすめです。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
防犯カメラを取り付ける際、重要になるのが電源の確保です。カメラの設置場所やケーブルの種類によっては電源の取り方が変わってくる場合もあります。
設置状況に応じた適切な電源の取り方や、配線時に施しておくべき処理など、防犯カメラの取り付けに役立つ知識をご紹介いたします。
また、電源が不要なタイプの防犯カメラについても取り上げていきます。
目次
多くの防犯カメラは、長時間の監視を行うために恒久的な電力の供給を必要としています。
室内監視用途であれば、そのまま室内のACコンセントから電源をとることができる場合が多いです。
しかし、家庭用防犯カメラの設置用途の大半を占めるであろう室外の監視の場合、室内から電源ケーブルを引けない場合も多く、別途電源を確保しなければならないことがあります。
ここでは室内用、室外用の二通りのケースに分けて、電源の取り方について解説します。
大前提として、あらかじめ防犯・監視カメラをどこへ設置するか場所を決めておく必要があります。どのくらいの高さから、どの方角へ向けて撮影するのか、目的に応じてまずは設置箇所を決定しましょう。
意外に見落としなのが外壁の強度です。防犯カメラは重量のあるものが多く、しっかりと固定して長期間保持できるかどうかを調べておく必要があります。
また、設置場所に雨風がどのくらい吹き込むのか、地面や壁の色、日中の日差しの有無などはカメラの選定にも関わります。購入した防犯カメラとレコーダーやテレビを一度つなぎ、問題なく動作するか確認しておくことも大切です。そうすることで、設置後にカメラが映らない場合に、原因がケーブルなどの施工にあるのか機材自体にあるのか分かりやすくなるからです。
防犯カメラとレコーダーとが近い場合、付属しているケーブルを使って室内のコンセントから電源をとることができます。
多くの付属ケーブルは電源用と映像通信用の二本が組み合わさっているため、必然的に通信ケーブルのつながるレコーダーと同じコンセントから電源を取ることになります。
コンセントが埋まっており別の場所から電源を取る必要がある場合、市販の延長コードが便利です。
付属ケーブルによる電源供給が可能なのは、ケーブルの総延長が大体40メートル以内の場合だと言われています。
付属ケーブルを使って電源供給できるのは、ケーブルの長さが40メートル以内の場合である
電源の供給を行うケーブルが延長によって長くなりすぎると、電圧が下がって機器が正常に動作しないことがあります。
カメラの設置場所とレコーダーの設置場所とが離れていたり、建物を迂回していたりして、ケーブルの総延長が40メートルを超える場合は、電源は別途近くのコンセントから取って、映像通信のみ同軸ケーブルを使ってレコーダーとつなぎます。
同軸ケーブルはアンテナの配線などに使われるケーブルで、映像信号だけならば最大100メートル程度まで伸びても通信が可能です。
室外の電源ボックスなどから電源を取る場合、ACアダプタが防水仕様でないことが多いので、雨に濡れないようボックスの内部で配線する必要があります。
また同軸ケーブルを使って映像通信を行う場合、そのままではレコーダーやカメラとはコネクタの規格が合わないことがあります。
ケーブルの外皮を剥いて嵌合する端子(F型接栓)に付け替える加工が必要になるかもしれません。
・電力供給のケーブルが長すぎると、電圧が下がってしまい機器が正常に動作しなくなることがある
・電力供給のケーブルが40メートルを超えてしまう場合は、別に電源を取る必要がある
・同軸ケーブルは映像信号だけなら100メートル程度までなら通信ができる
屋外にケーブルを這わせる場合、そのままにしておくとさまざまな弊害が発生するおそれがあります。通信用のケーブルは特にデリケートなものが多く、ちょっとしたミスから断線してしまうことも珍しくありません。配線時に注意すべきこと、施しておくべき処理などを例に挙げてご説明していきます。
屋外に設置する以上、ケーブルが雨風や直射日光に晒されることで劣化してしまうおそれがあります。また、地面を這わせる場合は誤って踏んでしまったり、ネズミなどの害獣にかじられてしまったりすることがあります。
この場合最も一般的な対策は、ケーブルが露出しないように保護材などを使って被覆してしまうことです。市販されているケーブル用ダクトの中でも、屋外で使える対候性のものが特にオススメです。端子を含むケーブルの外形寸法をよく確認したうえで、過不足なく収まる内径のものを選びましょう。
また、ケーブルが風などによって暴れないよう壁際にしっかり固定することも大切です。固定には、ステップルと呼ばれる小型の釘や、風雨に強い結束バンドが便利です。
金属製の端子が露出しているコネクタ部分は、特に優先して被覆しなければならない箇所です。コネクタ自体には防水性がないものが多いので、配線の際には防水性能の高い被覆材を使いましょう。
防水加工には自己融着テープが便利です。これは特殊な粘着層が時間経過に従ってゆっくりと隙間を埋めるように流れ込む性質をもったテープで、普通のテープ材ではどうしてもできてしまう細微な隙間も埋めることで水が入り込めないようにすることができます。コネクタの接合部全体が完全に隠れるようにしっかりと固く巻き付けることで高い防水性能を発揮します。
屋内の電源コンセントを利用できる場合は、カメラのある屋外から屋内へ電源ケーブルを引き込むことになります。引き込み方法にはいくつか種類がありますが、一般的に使われるのは以下の3方式です。
・極薄の隙間ケーブルを使って窓やドアの隙間から引き込む方法
ケーブル内の線を並列に並べることで幅広で厚みの小さな形状にした『隙間ケーブル』というケーブルが市販されています。
隙間ケーブルは1.5ミリ程度の薄さのものもあり、窓のサッシやドア枠に這わせることで、特に壁に穴を開ける工事やエアコン穴を使うことなく室内に電源ケーブルを引き込むことができます。
頻繁に開け閉めする窓などに敷設すると劣化が早まるおそれがあるため、あまり使わない窓に取り付けるのがオススメです。
・エアコンダクトを使う
多くの家屋では室内のエアコンと室外機とをつなぐダクトが外壁に取り付けられており、このダクトを通して屋外から電源ケーブルを引き込む方法があります。
こちらも特別な工事が必要ないため簡単ですが、エアコンのある場所からしか引き込めないという場所の制約があります。十分なケーブル長が確保できる場合に適した方法となります。
・壁に引き込み用の穴を開ける
上記二つとも適さない場合、配線用の穴を壁に開けるという方法もあります。工事は必要になりますが、通常のケーブルが使用でき、場所の制約もほとんどないという点で優れています。
壁に穴を開けた場合は、虫や隙間風の侵入を防ぐために入線カバーを取り付けましょう。入線カバーは室内の気密性を保ちつつ、ケーブルだけを引き込めるようにする設備です。
私有している山林の中や、敷地の端など、電源をとれる場所が近くにないときに便利なのが、電源不要の防犯カメラです。配線をせずとも使えるためどこにでも設置できる自由度が大きな魅力ですが、明確なメリットとデメリットがあります。
ここでは電源不要の防犯カメラについて、注意点とどういった場合に使うのかが適しているのかを交えてご説明いたします。
電源不要の防犯カメラの最大のメリットは、なんと言っても手間のかかりがちな電源工事が必要ないことです。
またワイヤレスで配線がいらないということは、電源の位置に縛られずどんな場所にも自由に設置が可能ということでもあります。例えば木の幹に取り付けることも、お庭の門柱に括り付けておくことも、玄関の靴箱の上に置いておくこともできます。
頻繁に位置を変える必要がある場所などへの設置や、状況に応じて親機子機を分けて台数を増やしたい場合にも適しています。他にも屋外で使われることが前提のため、始めから防水仕様のモデルが多いことも見逃せない利点です。雨曝しの環境でも問題なくつかえるという点は山林などの設置において評価されています。
電源不要のカメラといえど、電気をまったく使わずに動いているわけではありません。一般的な電源不要タイプは内部に電池などの電力供給源を搭載しています。つまり、コンセントからケーブルで電気を引っ張ってこられる場合と異なり、限られた電力をやりくりして稼働していることになります。
もっとも顕著な差として表れるのが撮影可能時間です。電源を用いる防犯カメラが長時間稼働して録画できるのに対し、電源不要タイプは長時間の撮影が困難です。多くの場合センサーと連動して、範囲内に人が入るなどの何らかの動きがあった場合のみ、規定の秒数だけ録画します。これは電力だけの問題ではなく、ハードディスクなどの大型記録装置を使えないための措置でもあります。
常時稼働できないとはいえ、防犯上最も重要になる「誰かが近づいてきた瞬間」を録画することはできるので、これをデメリットと見るかどうかは使う人次第かもしれません。
また電力を内部で賄うために、例えば電池式であれば定期的な電池交換が必要になります。交換のペースは機種と撮影環境によってまちまちなため一概には言えませんが、短いものではひと月ほどで電池が空になるそうです。
電源を確保できない、アクセスの悪い場所にカメラを設置する場合、この電池交換の手間が一番のデメリットかもしれません。
電源不要の防犯カメラは、前述の通りコンセント以外の電力供給源を利用して稼働しています。使われている電力源は上記のような電池式のほか、バッテリーによる充電式、ソーラーパネルによる自家発電式などがあります。
特に自家発電式は電池やバッテリーを交換する手間がかからず半永久的に稼働させられるように思えますが、天候によって発電量が大きく変わるため、直近の日照量次第ではノイズまじりの映像となったり録画ができなかったりする可能性があります。
安定して稼働させるために電池式と組み合わせられている商品もあるようです。
防犯・監視カメラの導入にあたって知っておくと参考になる基礎知識として、
●電源の取り方
●ケーブル保護処理
●電源不要タイプの種類と注意点
の3つのポイントをご紹介してきました。
撮影目的や設置したい場所の環境に合わせて電源確保を行うのは何かと手間と時間がかかりますが、防犯カメラの効果を100%引き出すためには必ず必要になる作業です。
ご自宅の大切な財産を守るためにも、正しい知識とちょっとしたコツを身に付けて最適な防犯対策を施していきましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
カメラ本体の価格の低下と昨今の防犯意識の高まりに背を押され、防犯・監視カメラは今や一般のご家庭にも設置されるほど普及しました。今後、ご自宅に防犯カメラを導入してみようと検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実際にカメラを運用してみるとなると、気になってくるのが法律関係です。敷地内とはいえ他人の顔を勝手に撮影して、後々訴えられたりしないかという不安や疑問もあるかと思います。
ここでは、防犯・監視カメラの設置と運用にまつわる法律についての確認と、注意点の説明をいたします。
目次
防犯・監視カメラを導入するにあたって、気を付けるべき法律が一つあります。カメラに他人の姿が映っていて、顔など個人を特定できる要素が入っていた場合、その映像は法的に「個人情報」として扱われる可能性があります。
個人情報として認定された映像は、その取り扱いについて「個人情報保護法」によって規制されることとなるため、知らず知らずのうちに法律違反を犯してしまっていたなどということにもなりかねません。そこでまずは、個人情報保護法がどのような法律で、防犯カメラとどう関わってくるのかを確認してみましょう。
個人情報保護法とは正式名称を「個人情報の保護に関する法律」といい、2005年に施行の始まった比較的新しい法律です。そのため名前だけは聞いたことがあるという方は多くても、詳細な内容については一般に認知度が低いのが現状と言われています。
防犯カメラで撮影した映像が個人を特定できる内容だった場合、映像データが法的に個人情報として認定されることがあります。そして個人情報を取得した者(=防犯カメラを設置した者)には、個人情報の適切な取り扱いが求められます。情報漏えいの防止や、情報の使用目的の告知・公表義務などを負うこととなり、よけいな手間とリスクを背負い込むことになりかねません。
防犯カメラを保護法に引っかからないように運用するにはどうしたらよいかを考えていきましょう。
個人情報保護法では、個人情報を取得した者に対して以下のような義務を求めています。
・利用目的の特定
・利用目的の制限(防犯カメラであれば、防犯用途のみに使うなど)
・適正な取得
・利用目的の通知、公表
これらの義務を実際に防犯カメラに設置するケースに当てはめると、個人情報保護法に引っかかるのは、
・『防犯カメラを防犯用途以外にも使用する』
・『相手にバレないように隠し撮りする』
・『撮影した映像を何に使うかは相手に伝えない』
といった条件のいずれかを満たした場合だと言われています。
また、上記の条件を満たす場合であっても、撮影の状況から見て映像取得の目的が明らかである場合や、取得した映像データを6ヵ月以内に破棄するのであれば、映像の使用目的を撮影相手に通知する必要はないとされています。そのため、明らかに家屋などの防犯目的であると分かるような場所にカメラを設置し、映像の破棄期限を明確に6ヵ月以内と定めていれば、保護法上は問題ないということになります。
まとめると、個人情報保護法への抵触を避けるには、
『防犯カメラは分かりやすい場所に設置し、防犯目的での撮影だと第三者に分かるようにする』
『取得した映像データの取り扱いに注意し、適切な期限に従って破棄する』
この二つを遵守することが大切だといえます。
前述の通り、防犯カメラの映像データは個人情報として扱われる場合があるため、保管には十分な注意が必要です。防犯・監視カメラの設置に関わる法律
記録媒体は第三者が閲覧できる状態にせず、アクセス制限を施す必要があります。アクセス制限の方法としては、物理的制限(カギのかかる保管庫にしまうなど)と電子的制限(パスワードをかけるなど)があります。無線の防犯カメラの場合、通信を傍受されてしまうおそれがあるため、データの暗号化も有効です。
また防犯カメラの映像を記録媒体ごと盗難されたという事例もあります。媒体にワイヤーロックを取り付けるなどの、盗難防止措置を施すことも重要になります。
セキュリティ業者などの外部に防犯カメラのデータ管理を委託する場合にも、信頼できる委託先かどうかを確認しておきましょう。社内のコンプライアンスや、情報セキュリティの強固さなどからデータを預けても問題ない会社かを判断することも大切です。
ここまで防犯カメラの設置に関わる『法律』として、個人情報保護法についてご説明いたしました。防犯カメラをとりまくルールには、法律の他にもうひとつ、地方自治体が定める『条例』の存在があります。自治体によっては防犯カメラの設置要件を条例によって定めているところがあり、これは映像データの取り扱いよりもカメラ自体の設置可否を判断する側面の強いルールです。
防犯カメラ運用の第一歩を決める条例との摺合せをどのように考えていくべきか、具体例を挙げてご紹介します。
防犯カメラの設置要件を条例に定めている自治体の一つとして、千葉県の市川市があります。同市は『防犯カメラの適正な設置及び利用に関する条例』として防犯カメラの設置基準を規定しています。設置者が遵守すべき義務などを定めることにより、カメラの有用性に配慮しつつ市民のプライバシーの権利を保護する目的で規定された条例とのことです。
同条例においては、何をもってそのカメラを防犯カメラと認定するかの定義に始まり、防犯カメラの設置者が運用を行うにあたってどのような義務を負い、どのような届出を出す必要があるかを定めています。
市川市の条例では、公共の場所へ防犯カメラを設置する可能性があるものを以下のように規定しています。
・市及びその委託業者
・公共施設の指定管理者
・自治体や町内会など、地域における共同活動を行う団体
・商店会(地域の商店経営者のコミュニティ)
・その他鉄道事業者や犯罪予防活動団体などの規則で定めるもの
公共の場所とは道路や公園、市の保有する公共施設や事務所などが該当します。
市川市では、上記の団体や主体が公共の場所に向けて防犯カメラの設置をしようとする場合、『設置および利用に関する基準(設置利用基準)』を定めて市に対し届出を行わなければならないとしています。
設置利用基準には以下のような内容を記載する必要があります。
・防犯カメラの設置目的
・犯罪を予防しようとする公共の場所の区域(例:駅前広場、道路の区間等)
・撮影した映像をどのように保存し、どのくらいの期間保持するのか
・映像の漏えいを防ぐ安全管理措置
・市民等からの苦情があった場合、処理をどのようにするかの手続
・防犯カメラの管理責任者などの選任
また防犯カメラを設置する区域には、カメラによる監視が行われている旨を表示することも義務付けられています。
条例は地方自治体が法律とは別に定めるルールです。そのため、お住まいの地域によって防犯カメラの設置に関わる条例の内容は変わってくる可能性は十分にあり得ます。多くの自治体では条例について自治体のHPなどで公開しているので、防犯カメラ設置の際には必ず確認をしておきましょう。
法律と条例という二つのハードルを越えて防犯カメラの設置にたどり着いたとき、最後に立ちはだかる問題があります。ルールではなくマナー、すなわち人の心証と権利に関わる問題です。
防犯カメラは犯罪抑止を目的とするために、撮影されることを『疑いをかけられている』として不快に思う人は少なくありません。また前項でも挙げた通り個人を特定できる映像は個人情報になり得ます。個人情報を他人に握られることを避けたいという心理は珍しいものでもありません。そのため、防犯カメラの設置が近隣住民とのトラブルの種となり、警察沙汰や民事訴訟にまで発展してしまうケースもあります。
何を不快に思うかは明確に決まりがあるわけもなく、個々人の裁量によるところが非常に大きい問題です。法律や条例とは異なり人心に絶対はありませんが、出来る限りトラブルを避ける為にも問題になり得る要因を把握しておきましょう。
カメラで他人を撮影することにおいて避けて通れないのが『プライバシー』の問題です。
防犯カメラに映るということは、その個人がいつ・どこにいたかという情報が画像として記録に残るということでもあります。また撮影される側にとって、防犯カメラの映像が本当に防犯用途にのみ使用されるかどうかは判断のしようがありません。そうした不安や不快感を与える行為を、肖像権やプライバシーの侵害として糾弾される可能性が否定できないのが現状です。
防犯カメラを設置するにあたり、近隣とのトラブルを避けるためにもいくつか考慮しておくべきことがあります。
・防犯カメラの存在を近隣に周知し、防犯用途であることを説明する
・日ごろから近隣住民とのコミュニケーションを密にし、不安感の払拭を徹底する
・カメラの撮影範囲を敷地内や狭い範囲に限定し、往来する人をむやみに撮影しない
ここで重要になるのは、『決してあなたの監視をするためではない』という意思を明確に伝えることです。また近隣とのコミュニケーションを普段からとっておくことは、不審者の徘徊を察知するなど副次的なメリットも見込めます。
立地条件や周囲の状況を考慮したうえで、高い防犯効果を見込めるよう設置するには知識と手間が必要になるかもしれません。取得したデータを盗難や不正にアクセスされないよう防御し管理し続けることにもコストがかかりがちです。個人での適切な設置運用が難しいようであれば、業者に委託することも有効な手段の一つです。信頼できる業者に防犯管理を依頼することで、安心・確実に犯罪の防止を進めることが出来るでしょう。
個人宅にも設置されることが増えてきた防犯カメラは、以前よりもずっと身近な防犯グッズになりました。
非常に高い効果が見込める半面、法的な規制を受けることもあり運用には注意が必要なものでもあります。
特に気を付けるべきことをまとめますと、
・撮影した映像が個人情報になり得ることをしっかりと認識する
・個人情報を防犯以外の用途には使わず、また管理の方法にも注意する
・住んでいる地域の自治体が定める条例を確認し、適切な設置を行う
・近隣住民の心情も考慮し、防犯カメラの存在を周知する
といったところになります。
『撮られる側』の権利にも十分な配慮を忘れずに、正しく防犯を実施していきましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
近年では、防犯対策として、お店や会社だけでなく一般家庭でも防犯カメラを設置することが増えてきました。
防犯カメラは適切なカメラを選び、効果的な設置場所に取り付ける必要があるため、専門的な知識を持つ業者に依頼することが望ましいです。しかし、設置費用を少しでも減らしたいとの理由から、DIYで取り付けることを考える人もいることでしょう。
本記事では、自分で設置したい方へ、DIYでの防犯カメラの設置方法、運用方法、そして設置するうえでの注意点をご説明します。
目次
防犯カメラを取り付ける際には、気を付けるべき点がたくさんあります。ポイントを押さえておかないと、防犯カメラを設置する意味がなくなってしまう場合もあるので、一つ一つのポイントをしっかり確認しておきましょう。
設置のために使う道具もそろえておく必要があります。すべての準備ができてから防犯カメラを設置しましょう。
●カメラ選び
様々な種類の防犯カメラが商品として店頭で販売されています。画素や価格に幅があるほか、それぞれの種類に特徴やメリット・デメリットがあります。さまざまな面から比較して、目的に合ったカメラを選ぶとよいでしょう。
●カメラの使用と管理
防犯カメラは他人を録画するため、プライバシーを十分に考慮する必要があります。防犯カメラの使用に関するガイドラインを作成している地域もあるので、ご自宅の地域ではどうなっているのかを事前に確認しましょう。
●設置場所
防犯カメラは設置する場所を誤ると、防犯としての機能を果たさないだけでなく、近隣の方のプライバシーを妨げる可能性もあります。トラブルを起こさないためには、適切な設置場所を選ぶ必要があります。
●配管の設置場所と長さ
配管をつなげなければ防犯カメラを使用することができません。屋外で使用する場合にも、配管を設置できる場所を確認し、配管を購入するときにはどの長さの配管が必要なのかに注意します。
●設置場所の強度と材質
設置する場所が柔らかかったり適した素材でなかったりすると、重量に負けてカメラが落下してしまうおそれがあり危険です。壁の材質や強度が適したものであるかを確認しましょう。
▶屋外の配線保護PF管
断線すると防犯カメラは使えなくなってしまうので、保護PF管で線を覆って、断線を防ぎます。
▶固定用PFサドル
PFサドルはPF管を壁に固定するために使われます。ネジで両サイドを留めることで固定します。
▶ジョイントボックス
配管をつなげ、保護するために使われるものです。
▶室内用モール
配線は室外では保護PF管で保護されますが、室内ではモールを使って保護します。
▶防水パテ
配線を雨などの水分から守り、保護する役割があります。
▶電動ドライバー・ドリル
設置場所にもよりますが、電動ドリルで設置する面に穴を開ける場合もあります。
準備が整ったところで、防犯カメラ・監視カメラの取り付け方をご紹介します。先ほどご紹介した注意点を踏まえながら、順序に沿って取り付けをしていきましょう。
防犯カメラの設置方法は、【動作確認と設置場所の決定】【配線】【カメラの固定】【各部品の接続】の4ステップに分かれています。それぞれの段階をくわしくご説明します。
まずは防犯カメラが正常に作動するかを確認します。録画をモニターで視られるか、接続方法に間違いはないかなどをチェックします。
その後、カメラの設置場所を決めます。自宅で防犯カメラを設置して空き巣が敷地内へ侵入することを防ぐには玄関や窓際、駐車場などに設置するとよいでしょう。玄関先や車を置いている車庫などが一番狙われやすいためです。
お店や会社でカメラを設置するときは、万引きや荒らしがないように敷地内全体を見張る必要があります。駐車場や人が多く出入りする場所などを、複数のカメラで死角ができないようにカメラの角度に注意して設置すると効果的です。
カメラを設置する場所の環境にも注目します。カメラを設置する壁や天井の強度は弱くないか、配線が届く位置であるかなどをチェックすることも大切です。
防犯カメラには配線が接続されています。まずは配線の準備から取り掛かります。
屋外に設置する場合には、配線は雨風から守られていないと故障する可能性があります。融着テープを接続部分にまく、PF管とPF管用サドルでコードを壁に固定しカバーするなどして、防水対策を念入りに行います。
屋内へ配線を取り込む方法は、窓からの取り込み、エアコンダクト(エアコン配管)の利用、入線カバーの使用などがありますので、適切な方法で取り込みましょう。
●窓
窓を使った方法では、窓の隙間から配線を取り込みます。玄関などのドアの隙間からの取り込みも可能です。この方法で配線を取り込むときは、市販の隙間ケーブルを使用します。
●エアコンダクト
エアコンダクトは、エアコンの空気を出し入れする役割のあるものです。エアコンダクトの中に配線を取り込むことで、屋内へとつなげることができます。
●入線カバー
壁に穴を開けてその穴を入線カバーで覆うとこで配線を取り込む方法です。自分で壁に穴を開ける必要があり、他の方法よりリスクが高く、DIYで行うには難しいです。
カメラを屋内に設置する場合には、配線はそれほど長くなくても電源に容易に接続できます。しかし玄関などの屋外に設置する場合には、カメラから室内の電源までの距離が長くなってしまいます。そんな時には、延長コードを使って配線を長くしておきます。
配線が終わったら、防犯カメラ自体を固定します。
まずはカメラを設置する場所に印をつけ、ドライバーまたは振動ドリルを使って小さめの穴をあけておきます。そしてあけた穴にビスを打ち込んでカメラを固定します。カメラが重さに負けて落下することのないように、しっかりと固定されているかを確認しましょう。
電柱のようなポールに防犯カメラを設置したい方もいるかと思います。その場合には、カメラを固定した板をバンドでポールにまきつけて固定する方法と、お店で売られている防犯カメラ設置用のポールバンドを使用する方法で取り付けることができます。
カメラのピントを合わせることも重要です。
ピントは日中と夜間では変化が出てしまいます。どの時間でもピントが合った状態にするのは設置に慣れた人でないと難しいかもしれません。自分ではできない場合には、ピント調節を業者に依頼するとよいでしょう。また、状況に応じて自動でピントを調節してくれるカメラも販売されています。防犯カメラを購入する際に、ピント合わせが不安な方はピント自動調節機能を持ったものを選んでおくのが無難です。
配線が終わったら、防犯カメラ自体を固定します。
まずはカメラを設置する場所に印をつけ、ドライバーまたは振動ドリルを使って小さめの穴をあけておきます。
そしてあけた穴にビスを打ち込んでカメラを固定します。
カメラが重さに負けて落下することのないように、しっかりと固定されているかを確認しましょう。
電柱のようなポールに防犯カメラを設置したい方もいるかと思います。
その場合には以下の2つの方法を使えば、取り付けを行うことができます。
▶カメラを固定した板をバンドでポールにまきつけて固定する方法
▶お店で売られている防犯カメラ設置用のポールバンドを使用する方法
カメラのピントを合わせることも重要です。
ピントは日中と夜間では変化が出てしまいます。
どの時間でもピントが合った状態にするのは設置に慣れた人でないと難しいかもしれません。
自分ではできない場合には、ピント調節を業者に依頼するとよいでしょう。
また、状況に応じて自動でピントを調節してくれるカメラも販売されています。
防犯カメラを購入する際に、ピント合わせが不安な方はピント自動調節機能を持ったものを選んでおくのが無難でしょう。
カメラは起動させておくために電源につなげる必要がありますが、配線が必要なのはそれだけではありません。防犯カメラで撮影された映像を視聴するためには、カメラにモニターを接続し、映像を記録したい場合にはレコーダーも必要になります。これらの機器を接続する方法は、大きく分けて2種類です。
● 電源ケーブルと同軸ケーブルを使う方法
片方のケーブルは電源からカメラへの電力供給のために、もう片方はレコーダーやモニターと接続するために使用します。配線は少し複雑になりますが、1ケーブルタイプに比べて費用を安く済ませることができるようです。しかし、この方法での配線は、スペースが十分でなかったり、使用する防犯カメラが1ケーブルタイプにしか対応していなかったりすると行えない場合があるため注意が必要です。
● 専用電源ユニットを用いて電源重畳方式のケーブルを使う方法
配線は1本なので、接続方法が単純で容易です。一方で、機器をそろえると費用が高くなってしまうことがデメリットとして挙げられます。ケーブルは、防犯カメラ、電源ユニット、レコーダー、モニターの順に接続します。
ダミーカメラは、本物そっくりでありながら安価に取り入れることができるので、手軽に行える防犯対策として人気です。しかし、ダミーカメラを使用するときには、以下の事に注意しなければ空き巣などの犯人に偽物だと見破られてしまいます。
●カメラの設置場所
偽物だからといって、実際に撮影するわけではないからとどこに設置してもいいわけではありません。見るからにカメラの方向が違ったり、低すぎる場所に設置されていたりするとダミーだと見破られてしまいます。屋内用カメラを外に設置したり、雨に濡れやすい場所に設置したりするのも見破られることにつながります。
●安すぎるダミーカメラ
ダミーカメラは多種多様で、値段もピンからキリまであります。数千円ほどで買えてしまうようなものもありますが、それらを購入する際にはダミーだと見破られる覚悟が必要です。安いものは、赤色LEDが点滅したり、レンズが見るからに安物だったりと、本物のカメラとはかけ離れた外見をしていることも少なくありません。
●配線がない
防犯カメラを作動させておくには配線が必要です。ダミーカメラは映像を記録するわけでもモニターで観察するわけでもないですが、必要ないからといって配線をつなげていないとすぐに偽物だとわかってしまいます。配線を屋内へ引き込むのは面倒ですが、本物のように見せるためには必要な作業なのです。
費用が安く済む魅力があるとはいっても、DIYで防犯・防犯カメラを取り付けるのは簡単ではありません。防犯カメラの取り付け方を間違えるとさまざまなトラブルが起こり得ます。また、カメラを無事に取り付けた後に待っているのはメンテナンスです。
ここでは、DIYによるトラブル例をはじめ、メンテナンスの重要性や防犯・監視カメラの設置を業者に依頼する際に気を付けるべきポイントをご紹介します。
注意点をきちんと確認しておけば、防犯・監視カメラをDIYで設置することは可能です。
しかし防犯・監視カメラの設置方法をしっかり理解しないまま自分で設置すると、トラブルが起こり得ます。
例えば、配線に防水処理が必要なことを知らなければ、配線は水によって断線してしまうおそれがあります。
また接続が弱いとモニターで映像が乱れて視ることができないなんて事も起こるかもしれません。
カメラの角度とピントの調整や、きれいに配線を防水することは初めての方にとっては容易でないことも多々あります。
少しでも自身のない方は業者に頼る方がよいのかもしれません。
トラブルが起こらないようにするためには、防犯カメラについての知識を前もって学んでおくことが大切です。
カメラは常に作動し続けるので、定期的にメンテナンスをしてあげたいものです。
防犯カメラは設置したまま放置しておくと、角度がずれてしまったり、レンズに汚れが付着してしまったりすることもあります。そうなるとせっかく作動していても上手く撮影することができません。
メンテナンスの方法がわからず、設置してからずっと放置している方もいますが、防犯カメラが正常に機能していなくては設置した意味がありません。メンテナンスだけを業者に依頼することも可能なので、数か月から年に一回を目安に、メンテナンスや点検をすることをおすすめします。
メンテナンスや防犯カメラの設置を業者に依頼する際には、どのような点に気をつけるとよいのでしょうか。数ある業者を比較してベストな選択をするためには、気になる業者に見積もりをしてもらうのが効果的です。見積りを依頼する際には、以下の事に注目しましょう。
▶費用の各項目が明確であるか
▶業者のスタッフの対応は良いか
▶追加料金を請求されないか
▶口コミが良いか
一概にはいえませんが、以上の事をクリアしている業者は、費用の面でも、施工をする際の対応の面でも信頼しやすいといえるでしょう。口コミなど、実際にその業者を利用した方から情報を得ることも、業者選びで非常に有効な方法です。
▶防犯カメラと設置方法は多種多様なので、目的に合うカメラと方法を選ぶ
▶設置をする際は、設置場所選びから配線の接続まで注意点に気をつける
▶ダミーカメラを使うときは、本物同様に設置する
▶DIYで設置する際は、トラブルに気を付け、メンテナンスを行う
▶ポイントを押さえてベストな業者選びをする
以上のことに注意して、DIYで防犯カメラを設置してご自宅の安全を確保しましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
外出した際、施設や店舗で防犯カメラをよく見かけると思います。近年ではマンションやアパートなどの賃貸物件への設置が増えてきました。少し前までの防犯カメラに対するイメージは「監視されている気がする」「肩身が狭い」などが多かったのに対し、最近では「守られているようで安心する」「セキュリティの一環」などの意識に変わってきたそうです。
そこで防犯のためにも集合住宅に防犯カメラを設置したいという方が増えてきましたが、そのときいくつかの注意点があります。
ここでは防犯カメラを設置する目的や効果、設置の際の注意点、映像記録管理のコツについてご紹介します。
目次
近年、店舗や施設だけでなく、賃貸マンションやアパートなどの物件にも防犯カメラが導入されることが増えてきました。防犯カメラが設置されていない場合、不審者の侵入や建物へのいたずら、不法投棄などのさまざまなリスクが考えられます。
ここでは賃貸住宅へ防犯カメラを設置する目的とその効果、設置によるメリットについて説明します。
マンションやアパートに取り付けられている防犯カメラにはどのような目的があるかを見ていきましょう。
・ストーカーなど不審者の侵入防止
・建物の破損やいたずら防止
・建物のルール違反行為防止
・トラブルの際の参考映像
防犯カメラ設置には以上のようなさまざまな目的があります。
マンションやアパートに防犯カメラを取り付けることで、さまざまな効果やメリットがあります。防犯カメラが設置されていることでトラブルが起こった際の参考映像になるほか、設置されているだけで不審者の侵入やいたずらなどの抑止力となります。
住人としてもセキュリティがきちんとしており、見守られているという実感が湧くことから安心して暮らすことができます。ご家族でお住まいの方も、子供が危険な目に合いにくいと安心される方が多いそうです。
セキュリティがきちんとしていることで入居率が上がるなど、大家にとっても嬉しい効果が見込めます。
マンションやアパートへ防犯カメラを設置することでさまざまな効果やメリットを得ることができます。防犯カメラを設置したいという家主さんが増えてきました。しかしいざ設置しようという時に気を付けるべきポイントがあります。
賃貸住宅の共用部分へ設置するため、入居者はカメラへ映りこみます。そのため設置する際には入居者へ配慮する必要があります。
また、目的によって必要な機能や性能があるためどのカメラにするのかを吟味し、効果的な場所へ設置する必要があります。設置したカメラに死角があれば侵入やいたずらの隙を生んでしまうため注意しなければなりません。
ここでは以上のことについて説明していきます。
賃貸住宅の共用部分へ防犯カメラを設置することで、入居者が映りこみます。防犯カメラが設置されることで安心する方もいますが、中には映りこむことでプライバシーの侵害だと感じる方もいます。
そのため防犯カメラを設置する場合には、入居者へ事前に説明し許可を取るようにしましょう。
事前の説明がなかったために防犯カメラの記録を止めるように言われてしまう場合もあります。このようなトラブルが起こらないようにしっかりと入居者の方へ話をして配慮しましょう。
近年、さまざまな機能の付いた防犯カメラが販売されています。機能や性能によっても値段が左右され、とても安価な物から少し値が張るものまであります。
賃貸住宅へは複数箇所へ設置する場合が多いため、防犯カメラをいくつも購入する必要があります。だからといって必要な機能が備わっていない防犯カメラを購入しては防犯として機能しない場合があります。
現在防犯カメラには暗い場所でも使用できるものや、大きくズームしても綺麗に見えるもの、センサーでライトが点灯するものなど様々な種類があります。どのカメラが適切なのかは設置場所と設置目的によって変わってきます。どのような目的で設置するのかを考え、効果的な機能の付いたカメラを選ぶようにしましょう。
マンション内で防犯カメラを設置する場所とその効果について説明します。
・入り口やエントランスへの設置
入り口付近に防犯カメラがあることで、不審者の侵入やいたずらなどを防止することができます。
また、万が一不審者の侵入があった場合に証拠の映像となるように、高性能のズーム機能が搭載されているとより効果的です。
・エレベーターの中やエレベーターホールへの設置
利用者が知らない人と乗り合わせることへの不安を和らげる効果があります。
近年ではエレベーターホールにモニターを設置し、エレベーター内の様子を映している建物も増えてきました。
・ごみ置き場への設置
ごみの不法投棄やいたずらを防止します。
ごみ置き場は屋外にあることが多いため人感センサーによってライトが点灯するものや暗視機能の付いたものを用いるとより防犯性能が高まります。
・駐車場、駐輪場への設置
車上荒らしやいたずらの防止、トラブルが起きた際の参考映像になります。
傷の原因や犯人の顔、車のナンバーなどを確認できるように高性能のズーム機能や暗視機能が搭載されているとより効果的です。
さまざまな場所へ設置することで防犯効果を高めることができますが、近隣の住宅が映りこむ場合や部屋が映る場合など、場所によっては法に触れる場合があるため設置場所を決める際にはきちんと業者へ相談するようにしましょう。
カメラの角度や死角にも注意!
不審者の侵入防止やいたずら防止の目的でカメラを設置する場合、死角があってはカメラを設置する意味がなくなってしまいます。だからといってやみくもにカメラの数を増やしては無駄なコストがかかってしまいますので少ない台数で死角が生まれないように設置することが大切です。
そのためには防犯カメラに映りこむ範囲などを知っておく必要があります。ご自身で設置場所の計算を行うことは難しいため、業者へ相談しながら設置場所を決めるようにしましょう。
せっかく設置した防犯カメラも、効果的に運用されなければ意味がありません。防犯カメラを設置した際に見落としがちなのが、管理者と運用規則を決めることです。防犯カメラに関するルールや誰が管理するのかを事前に決めておくことで防犯カメラの記録管理を徹底しましょう。
ここでは防犯カメラの管理者や運用規則、映像記録の保管期間について説明します。
防犯カメラの管理者や運用規則をきちんと決めておかないと、いざ映像を確認する必要が出てきたときにどこまで公開してよいのか、どのような理由であれば閲覧してよいのかなどが曖昧になってしまいます。事前に決めておくべきポイントをまとめました。
・録画した映像の管理者
・どのような場合に閲覧可能にするのか
・閲覧する場合には誰が再生するのか
・閲覧した映像の内容を第三者へ公開してはいけないなどの規則
・刑事事件の証拠となる場合の提出方法
以上のことを事前に決めておくようにしましょう。責任者がいない、運用規則がないという場合にはトラブルが起こった時に映像を閲覧できないということがあるかもしれません。
基本的に防犯カメラの映像は一定期間保管されています。しかしその一定期間がどれほどの長さなのかは法的に定められていません。入居者からずっと前の映像を閲覧したいと申し出があったとしても、すでに保管期間が終わっており確認できないという場合もあります。こういった際にトラブルへ発展しないためにも、妥当だと思う保存期間を定め、保存期間についてもきちんと運用規則へ記載しておきましょう。
マンション内で何かトラブルが起きた際には防犯カメラの映像を確認したいと入居者から申し出があるかもしれません。しかし事前に決めた防犯カメラの運用規則によってはすぐに確認できない場合があります。
防犯カメラの運用規則について、映像を閲覧したいときにはどうするのかを説明します。
トラブルの際の証拠となる防犯カメラの映像ですが、どんなときでも誰でも閲覧できてはプライバシーの侵害となってしまいます。そのためにはきちんと運用規則を決めておく必要があります。あるマンションでは警察が捜査のために映像を確認しなければならない場合のみ閲覧可能という運用規則にしているそうです。しかしこの場合、いたずらや不法投棄など、警察に被害届を出すほどでもない場合には映像を確認できないというデメリットがあります。
このようにさまざまなデメリットも視野に入れ、映像を閲覧できる条件を定めるようにしましょう。
多くの人が暮らしている集合住宅では、時にはトラブルが起こることもあります。防犯カメラを確認したいと申し出があった際、映像を閲覧するにはどのような手順が必要なのでしょうか。
まずは映像を閲覧したい理由を明確にしましょう。住民同士の対人トラブルなのか、車へのいたずらや空き巣などの警察へ届出るような被害なのか、これらの理由を明確にしておく必要があります。
次に事前に決めておいた防犯カメラの運用規則を確認しましょう。閲覧したい理由が運用規則に当てはまり、映像を閲覧しても良いのかどうかを判断します。当てはまらず閲覧できないという場合に揉め事へ発展しないためにも、きちんとした基準で運用規則を定めておく必要があります。
運用規則に当てはまり映像を閲覧できるという場合には、防犯カメラの映像を閲覧しましょう。
様々な効果が得られる防犯カメラですが、設置の際には注意が必要です。
・セキュリティや入居者の安心という目的で設置されることが多い
・設置場所によっては法に関わるため相談しながら設置場所を決める
・死角ができては効果が薄れてしまうため業者に相談しながら設置する
・設置するときは入居者へきちんと説明する
・管理者と運用規則をきちんと定めておくことで円滑に運用する
以上のことに気を配り、効果的に防犯カメラを活用しましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
駐車場が犯罪現場になる可能性は日本全国どこにでもあります。ご自身が所有する駐車場で犯罪を起こさせないためにも、防犯カメラの設置は重要なポイントとなるでしょう。ここでは駐車場で起こる犯罪にはどんなものがあるかをはじめ、設置することのメリット、選ぶときの注意点などをご紹介します。
防犯カメラの性能は日々向上しており、機能性もカメラによってさまざまです。また、駐車場や車庫も家ごとに違うがあるため、自分の駐車場に合う防犯カメラを選ぶ必要があるでしょう。この記事を読んで参考にしていただければと思います。
目次
車での外出の際になにげなく利用する駐車場では、実は犯罪がたくさん行われていることをご存知ですか?ここでは駐車場で起こる犯罪を大きく2つに分けてご紹介します。駐車場で起こり得る被害を順にみていきましょう。
●イタズラ
タイヤの空気を抜かれる、車体にキズをつけられる、ミラーやエンブレムなどを壊されるなど
●車上荒らし
車内に置かれている現金や品物、カーナビやオーディオなどを盗むほか、タイヤやホイールを盗む場合もあります。ガラスを割ったり鍵をこじ開けたりすることもあり、残った車の修理も大変です。
●当て逃げ
一番厄介と言えそうなのが当て逃げです。故意に当てるのではなく、不注意によって車にキズがつけられてしまう状況も多く、当てた本人は気付かないこともあります。
また、大型のショッピングモールなどの駐車場は不特定多数の人が利用するため、当てられたときには証拠を挙げることが難しくなります。
当てた側も当てられた側もそんな気がするといったことが多く、証拠が挙げられにくいことも解決に繋がらない理由なのです。
駐車場で起こる犯罪は車そのものを狙ったことだけではありません。駐車場の設備の破壊をはじめ、暴行や恐喝、強盗や殺人など人の命に係わる犯罪が引き起こされることもあります。
駐車場での犯罪を防ぐ対策として効果的なのが防犯カメラの設置です。ここでは防犯カメラを設置することでどんな効果が得られるのかをご紹介します。
駐車場で起こる犯罪について触れましたが、防犯カメラがあることによっての最大の利点は証拠が残るといった点といえます。
最近では画素数の高い防犯カメラも多数出ていて、車両だけでなくナンバーや車内の様子など細部まで確認することができます。そのため人の特定もしっかりできることが多く、録画された映像を証拠として警察に提出できるので犯人を捕まえることに繋がります。
イタズラや窃盗などをはじめ罪を犯そうとする人は、警察に捕まりたくてそのような行為をするわけではありません。
証拠となる映像が残る可能性が高い防犯カメラがあれば、その駐車場犯行現場にするのはやめようという心理がはたらきます。つまり防犯カメラは犯罪抑止力としても利用できるといえます。
実際に防犯カメラを設置するときには、何点か気をつけたいポイントがあります。ここではカメラ選びやカメラと併用することで防犯性を高める対応をご紹介します。
▶対象物に合ったカメラか
見たいものや距離によって最適な画素数が変わってきます。設置する場所の状況によっては最適な形にも違いがあるのでどんなものが最適かを知る必要があります。また、死角になる場所の有無も調べて対処しましょう。
▶夜間でも利用できるか
高感度カメラや赤外線カメラといった通常のカメラでは録画できない夜間にも撮影できるカメラもあります。
▶撮影したい場所とカメラ・レコーダーの台数は合っているか
普通のレコーダーであれば、1つのレコーダーで使用できるカメラの台数には限りがあります。設置できるカメラの台数とレコーダーの種類はしっかり選びましょう。
●防犯対策の意識が高いことを示す
警備中や防犯カメラ設置などのセキュリティキーパーを目立つ位置につけるなど、防犯対策を行っていることを示すことは犯罪を行おうとしている者への威嚇になります。
●ライトを使用する
人が近づくと反応するセンサライトや、暗くて見えにくい場所を作らないために照度の高いライトを利用するなど、夜間や地下駐車場である場合はライト選びも重要です。
●防犯機器を設置する
もしも犯罪が起きてもすぐに駆けつけることができないことは多く、広い駐車場であると発見が遅れることがあります。そのため防犯ベルの設置などの対策も行うといいでしょう。
犯罪を防ぐための防犯対策にはさまざまな種類があり、どの方法が自分の駐車場に最適なのかわからないことも多いと思います。対策をお考えの際には、業者に相談してプロの意見を参考にするといいでしょう。
▶駐車場で起こる犯罪には車だけでなく人に直接関わるものも多い
▶防犯カメラを設置することで防犯になるだけでなく、証拠にもなる
▶カメラ選びは適切なものを選ぶ
▶併用するといいものを取り入れることで更なる防犯に繋がる
このようなことを意識して、ご自身が所有する駐車場や車庫に防犯カメラの設置を検討されてみてはいかがでしょうか。防犯カメラの質、適正は多種多様なのでベストなカメラを選ぶためにはプロへの相談がなによりです。防犯カメラの設置、相談は当相談窓口までお電話ください。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
日々成長していく防犯カメラ。今ではデパートやビルだけでなく自宅へ取り付ける人も増え、どこでも目にするようになりました。便利な機能が搭載され、遠くの映像も鮮明な画像として見えたり夜間でもカラー撮影できたりと、どんどん進化しています。レコーダーの録画が主流だった昔とは変わり、便利な録画方法がいくつも出てきました。
ここでは進化を遂げた防犯カメラのさまざまな機能や歴史、録画方法や録画時間の目安、レコーダーの便利機能やマイク付き防犯カメラについて、屋外で使用する防犯カメラの種類についてご紹介します。
目次
1980年ごろから普及し始めた防犯カメラ。防犯カメラは日々進化を遂げ、便利な機能が搭載され、どんどん高性能になっています。ここでは防犯カメラの歴史や昔と今の防犯カメラの違い、最新機能や様々な録画方法について説明します。
防犯カメラが一般化したのは1980年以降からです。1970年ごろからATMの普及が進み、防犯カメラの需要が高まりました。そして1980年頃から防犯カメラが銀行などのお金を扱う場所以外に、商業施設などで防犯カメラが設置されるようになりました。
現代では無線でネットワークに接続できるネットワークカメラが増えてきました。これまでは防犯カメラとは別にレコーダーを用意していましたが、必要なときだけサーバー上へ録画を行う方法が出てきたのです。ここ数年で画質や機能の向上だけでなく録画方法までも変化してきました。
現在、様々な種類の防犯カメラがありますが、中でも人気なのがドーム型カメラです。ドーム型カメラは威圧感のない見た目が特徴で、オフィスやデパート、エレベーターなどにも多く活用されています。
そんなドームカメラの中には水平方向に360°、垂直方向へ180°カメラを回すことができるものもあります。また光学ズーム機能により30倍もズームし細かい文字まで判別できる機能や、元からあるものの持ち去りや元から置かれていないものを置き去りにされた場合にアラームで知らせる機能まであります。
このように防犯カメラは次々に進化を遂げ、新しい機能が増えていっています。
防犯カメラの進化により、さまざまな方法で録画することができるようになりました。防犯カメラの映像の録画方法には以下の4つのタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
・本体内録画
これまでに多く使用されていたのがこの本体内録画の機種です。本体に内蔵されているハードディスクやメモリーカードへ映像が記録されます。
このタイプは基本的にはリアルタイムで監視することができないため、その場で監視する必要が無い場合や威嚇のために使用されることが多いです。しかし近年ではネットワーク上でモニタリングできるものもあるため一概には言えません。
・NVRタイプ
とはネットワークビデオレコーダーのことです。近年このNVRタイプが特に多く使用されています。防犯カメラから有線LANまたは無線でネットワークへ繋ぎ、ネットワークを通じで映像を映し、録画も行えるものです。
通常はハードディスクへ録画されます。
ネットワークで管理するため自由度の高いタイプです。
・無線親機録画
こちらは防犯カメラにアンテナが付いており、電波で親機へ映像を送るタイプです。電波を受信した親機が映像を記録します。あまり普及していないタイプですが、インターホンなどで使用されることがあります。
記録媒体はSDカードが主流です。映像を電波で送信するため配線が必要ない反面、親機との距離が離れすぎると送受信が難しくなるというデメリットがあります。
・クラウドNVRタイプ
基本的な仕組みはNVRタイプと同じですが、記録するサーバーをクラウド化してあるものです。録画映像がクラウドサーバーへ保存されるため破損の心配がいりません。クラウドサービスを提供している会社が管理をしているためセキュリティの管理も簡単に行えます。
防犯カメラの進化により、さまざまな方法で録画することができるようになりました。
防犯カメラの映像の録画方法には以下の4つのタイプがあります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
●本体内録画
これまでに多く使用されていたのがこの本体内録画の機種です。
本体に内蔵されているハードディスクやメモリーカードへ映像が記録されます。
このタイプは基本的にはリアルタイムで監視することができないため、その場で監視する必要が無い場合や威嚇のために使用されることが多いです。
しかし近年ではネットワーク上でモニタリングできるものもあるため一概には言えません。
●NVRタイプ
とはネットワークビデオレコーダーのことです。
近年このNVRタイプが特に多く使用されています。
防犯カメラから有線LANまたは無線でネットワークへ繋ぎ、ネットワークを通じで映像を映し、録画も行えるものです。
通常はハードディスクへ録画されます。
ネットワークで管理するため自由度の高いタイプです。
●無線親機録画
こちらは防犯カメラにアンテナが付いており、電波で親機へ映像を送るタイプです。
電波を受信した親機が映像を記録します。
あまり普及していないタイプですが、インターホンなどで使用されることがあります。
記録媒体はSDカードが主流です。
映像を電波で送信するため配線が必要ない反面、親機との距離が離れすぎると送受信が難しくなるというデメリットがあります。
●クラウドNVRタイプ
基本的な仕組みはNVRタイプと同じですが、記録するサーバーをクラウド化してあるものです。
録画映像がクラウドサーバーへ保存されるため破損の心配がいりません。
クラウドサービスを提供している会社が管理をしているためセキュリティの管理も簡単に行えます。
現在多くの場所で用いられているNVRタイプの防犯カメラ。NVRタイプの特徴やメリットを説明します。
NVRタイプはネットワークを通じで映像を映し、録画を行うタイプであるため、様々な場所へ設置している防犯カメラの映像を一括で管理することができます。また、カメラが壊れてしまってもカメラ内に映像を保存していないため録画している映像を残すことができます。
現在多くの場所で用いられているNVRタイプの防犯カメラ。
タイプの特徴やメリットを説明します。
▶特徴
・ネットワークを通じて映像を録画、視聴できる
・24時間どこでもカメラの映像がリアルタイムで見られる
・複数のカメラの映像をまとめて見ることができる
▶メリット
・何かあったときに、すぐスマホなどで映像を確認できる
・複数のカメラ映像データをまとめて保管できる
・カメラが壊れてしまっても録画した映像は残る
防犯カメラ映像の保存時間には限りがあります。しかしレコーダーの容量やカメラの数などによって変わってくるため一言で何時間までと決めるのは難しいです。
そこでどのような条件によって保存時間が変わるのかを、記憶媒体の容量・防犯カメラの画質・レコーダーの機能に分けて見ていきましょう。
記憶媒体として用いられるものにはSDカード、HDD、サーバーの3タイプがあります。どのタイプを使用するにしろ、それぞれの容量によって録画可能時間は変わってきます。
容量は多ければ多いほど長時間録画することができます。容量ごとの録画可能期間の目安は以下のようになっています。
・2TBの場合は約7日間
・4TBの場合は約14日間
・8TBの場合は約21日間
これらはあくまで目安であり、保存期間は撮影場所などさまざまな条件によって変わってきます。
カメラの画素数や画質、コマ数などのスペックによっても録画可能時間が変わってきます。
大きく分けるとアナログカメラ、AHDカメラ、HD-SDIカメラがあります。
アナログカメラは52万画素未満のものを指します。AHDカメラは130万画素のものを指します。HD-SDIカメラは223万画素のものを指します。
こういった画素数によっても録画可能時間が変わってくるため使用する防犯カメラの画素数や最大フレームレートなどを知っておきましょう。
カメラの画素数や画質、コマ数などのスペックによっても録画可能時間が変わってきます。
大きく分けるとアナログカメラ、AHDカメラ、HD-SDIカメラがあります。
・アナログカメラ:52万画素未満
・AHDカメラ:130万画素
・HD-SDIカメラ:223万画素
こういった画素数によっても録画可能時間が変わってきます。
そのため使用する防犯カメラの画素数や最大フレームレートなどを知っておきましょう。
現在レコーダーには便利な機能がたくさんついています。それらの機能を使用することで長時間録画することができる場合があります。
レコーダーによって映像ファイルの圧縮形式が変わってきます。圧縮率が良いほど長時間録画することができます。また、動作を感知して録画を開始するタイプもあるため特に動きの無かった部分は稼働せず録画を省くことができます。
このようにレコーダーの最新機能を使用することでより長く録画することができます。
チェック!
レコーダーの映像ファイル圧縮形式でデータの容量が変わります。
そのため圧縮の良いものを選ぶとデータが軽くなり、長時間録画ができます。
動作感知タイプだとさらに長時間録画が可能になります。
防犯カメラで音声まで記録可能であれば、防犯対策の幅は今までよりももっと広がると思います。現在は、映像だけでなく音声も記録可能な防犯カメラも登場してきています。
ここでは録音機能付きの防犯カメラの特徴をご紹介します。
防犯カメラにはマイク搭載型と非搭載型があります。
それぞれの違いをご紹介します
防犯カメラにはマイク搭載型と非搭載型があります。
それぞれの違いをご紹介します。
●マイク搭載型
名前の通り防犯カメラにマイクがあらかじめ搭載されているため映像と同じように音声も記録するというものです。
ネットワークカメラは搭載型が多いです。
●非搭載型
防犯カメラにはマイクが搭載されておらず別途マイクを設置するタイプのものです。
もともとマイクが搭載されていればマイクを取り付ける手間が減り便利です。
しかし、防犯カメラを設置する天井付近では遠くの声を集音し辛かったり、スピーカーから音楽が流れていたりなど活用しづらい場所もあるため注意が必要です。
防犯カメラに録音機能を追加することでさまざまなメリットが生まれます。
まずは防犯効果の向上につながるということです。映像だけでなく音声からも犯人の特定を行うことができます。
次に何か起こった時間帯の映像を探しやすいということです。何かが起こった際にその時の映像を探そうとしても、目に映る変化だけでその時間帯を探すことはとても根気のいる作業です。しかし音声が残っていることで大きな物音のした部分から探したい時間帯を見つけることができるため便利です。
また、マネジメント業務の向上にもつながります。業務中の接客態度だけでなく、お客様とのやりとりが適切かどうかなども確認することができるためマネジメントに役立てることができます。
屋外で防犯カメラを使用する場合にはきちんと防水対策を行う必要があります。防水機能にはさまざまなタイプがあるため設置場所によってどのタイプにするのかを選択しましょう。
ここでは防水機能の付いた3つのタイプについてご紹介します。
●防滴型
防滴型は軒下やガレージなど、直接雨は当たらない雨水が吹き込む程度場所への設置に適しているタイプの防犯カメラです。
●防雨型
防雨型は高い耐水性があり、駐車場や外壁などの直接雨水がかかる場所への設置に適しているタイプの防犯カメラです。
●完全防水型
完全防水型は、水中での使用も可能な高い防水性能を持っているタイプで、さまざまな場所への設置が可能な防犯カメラです。
防犯カメラを屋外に設置するときには、設置場所に適したものを使用しましょう。
防犯カメラを屋外に設置する際にはきちんと防水タイプを購入する方が多いと思います。しかしつい見落としがちなのがコネクタ部分の防水処理です。
コネクタ部分は金属であるためきちんと防水を行わないと危険です。防水タイプの防犯カメラを購入しても、コネクタ部分が防水になっていないこともあるため、きちんと防水対策を行うようにしましょう。
防犯カメラを購入するときには以下のことに気を付けるようにしましょう。
▶映像の録画方法は本体内録画、NVRタイプ、無線親機録画、クラウドNVRタイプの4つがあり、NVRタイプが人気
▶容量の多い記憶媒体を使用し、動作感知タイプのレコーダーを使用することでより長い時間録画することができる
▶音声も記録できる防犯カメラもあるため、設置場所に合わせてマイク搭載型か非搭載型かを選択する
▶音声を記録することで防犯効果を高め、マネジメントなどにも役立てることができる
▶防犯カメラの設置場所によって防水機能を選択する
防犯カメラにはさまざまな種類があります。以上のことに気を付けて目的に合った防犯カメラを選択しましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
防犯カメラを設置する際はワイヤレスタイプか有線タイプか迷うこともあると思います。ワイヤレスタイプは設置のしやすさ、気軽に増設可能などの点から最近では人気があります。個人で好きな場所に置ける上に壁に穴をあける必要がないので見た目も良いです。
今回はワイヤレス防犯カメラの特徴や機能を紹介するとともに、メリットやデメリットなどを紹介します。設置を検討中の方や商品を選ぶ際に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ワイヤレス防犯カメラは設置が容易で、ドライバーなど一般家庭にある工具で行えます。購入してその日のうちに使用できることが多く、手軽に導入しやすいのが魅力です。
また、電源供給源さえ確保ができれば、その他のコードを気にすることなく使用することができます。
以上の点からワイヤレスが好まれて使用されるケースがありますが、ワイヤレスタイプは他にどのような特徴や機能が備わっているのでしょうか。
防犯カメラは主にワイヤレスタイプと有線タイプが存在します。それぞれの違いはどこにあるのでしょうか。
有線タイプは、ケーブルが受信装置に有線で接続されているため、ケーブルや本体である録画装置やモニターなどに何らかの問題がない限りはカメラから送られた情報が確実に伝わります。
高画質の画像を瞬時に送ることができ、映像表示が安定する傾向があります。
一方でワイヤレスタイプは、電波によってカメラと本体間で映像や音声を送受信します。
本体とカメラの距離が開いていたり、途中に障害物があったりすると、電波が弱まって通信が安定しなくなってしまうのです。
そのため、大規模な建物や土地ではワイヤレスタイプは不向きになってしまいます。
以上の点から、有線タイプは厳重な防犯を行いたい場合や大規模な建物向きといえ、ワイヤレスタイプは小規模な建物、つまりは一般家庭に使用されることが多いといえます。
ワイヤレスカメラの最大の特徴は以下の3点です。
● 配線不要
ワイヤレス防犯カメラは、データの転送用ケーブルが必要ないので、壁に穴をあけたり足元にケーブルがむき出しになったりなどの問題が解消されます。
足元にケーブルを這わせたままだと、通行者が転倒する恐れがありますが、ワイヤレスタイプはコードが少ないため怪我の発生リスクを緩和させることができます。
電源供給源さえ確保できればどこにでも設置が可能なのが魅力で、設置後に別の場所に移動しやすいです。
● 2.4GHz帯を独自で利用するタイプと無線LANを使用するタイプがある
ワイヤレスタイプは一般的に2.4GHz帯を独自に使用して転送するタイプが主流で、比較的安価に手に入れることができます。
しかし、同周波数帯は電子レンジや家電製品、Bluetooth、無線LANの一部の規格と同じです。周囲で同時使用すると電波干渉をして通信速度の低下につながってしまいます。
● 無線LANを使用するタイプは高速・高画質で映像が見られる
最近では無線LANを経由して通信をするタイプが増加傾向にあります。また、スマートフォンなどにデータを転送できるもの、別室や出かけ先などでカメラの映像を見ることができるものもあります。
またワイヤレスカメラには便利な機能がたくさん存在します。
以前は、ワイヤレス防犯カメラは有線の防犯カメラに比べて動画の画質が悪く、防犯面から有線の方が良いと考える方も多かったようです。
しかし、現在ではワイヤレス防犯カメラの性能は上がってきているので、カメラの規定距離以内であれば、有線タイプとそう大差なく扱えるようです。
最近ではワイヤレス防犯カメラの機能も向上しており、遠隔操作や夜間撮影も行えるようになってきています。
また、録画機能が付属しているカメラもあり、SDカードなどを差し込むタイプでは容量次第で長時間の録画にも対応しています。
ワイヤレス防犯カメラはお手軽に利用できますが、メリットだけではなくデメリットもあります。
ワイヤレス防犯カメラのメリットとして主に4つがあげられます。
最大のメリットは、コードが電源供給用のコード以外ないことが挙げられます。
コードが少ないので設置が簡単で、断線するリスクも最小限に抑えられます。
個人で設置をおこなっても美観を損ねずすっきりとした見た目にすることができます。
また、増設するたびにコードを増やすといった手間がないので、気軽に台数を増やすことができるのも大きなメリットでしょう。
一方でワイヤレスカメラにもデメリットが存在します。
やはり、ワイヤレス防犯カメラは有線の防犯カメラと比較して通信が安定しないことが挙げられます。
本体とカメラの間に障害物や距離があると通信が安定せず、電子レンジなどで通信が不安定になってしまうので注意が必要でしょう。
また、本体の性能に対して価格が高額になりやすいのも1つのデメリットになります。
ワイヤレス防犯カメラの中では比較的安価に手に入る2.4GHz帯の通信規格を使用するタイプは壁などの障害物には比較的強いですが、同周波数帯を使用する機器が多いので電波が衝突し通信速度が落ち、映像がかくつく、うまく受信できないなどの原因につながります。
無線LANを経由して受信するタイプは映像も綺麗で比較的安定していますが、価格が高価になってしまいます。
同性能で有線タイプとワイヤレスタイプで比較をすると、高性能のカメラを設置したい場合は、有線タイプに配線工事費を足してもワイヤレスタイプよりも安価になる場合があるのです。
昨今,さまざまなワイヤレス防犯カメラが存在します。目的や用途、設置場所などに遭った機種を選ぶことが大切です。
● 屋外で使用する
屋外使用の場合、画素数・解像度が高いものを選ぶとよいでしょう。雨風に常にさらされるので、防滴・防水のものもおすすめです。
また、カメラは精密機器なので、保証期間付きのものを選ぶようにしましょう。その際、保証規約は必読しておくと安心です。
夜間でも撮影を行う場合であれば撮影可能な赤外線搭載タイプや、街灯機能付き(LED搭載製品)のカメラを選ぶとなおよいです。
● 屋内で使用する
室内カメラはマイクやスピーカーを内蔵していると、建物内での呼び出しや、会議中継など本来の目的以外の用途でも利用ができます。
カメラの視野角が広く、出来れば操作が可能なものを選択するとよいです。
また、スマートフォンを使って出かけ先などで遠隔監視可能な機種を選ぶと便利でしょう。
● 電波の距離は”見通し距離”
見通し距離とは、通信する機器の間に遮断物や障害物が何もない状態で通信した場合の距離です。遮断物があると通信距離や通信速度は落ちてしまいます。
ワイヤレス防犯カメラは建物の材質や障害物などによって通信に影響が出るので、確認を行ってから購入を検討しましょう。
電波の透過性は木造の建物が最も通しやすく、鉄筋の建物やコンクリートは電波が通りにくくなります。
また、窓が少ない建物、地下室などでは電波が不安定になりやすく、最悪電波が飛ばない可能性もありますので注意が必要になります。
● 購入前に画素数の確認を
ワイヤレス防犯カメラは様々な画素数タイプのものがあります。画素数が大きいとより鮮明な映像をカメラが撮影するでしょう。
画素数が高いと綺麗な映像を見ることができます。しかし綺麗な映像は保存容量が大きくなります。画素数が低いものだと映像自体は荒いですが、映像の保存容量は小さいので記録媒体の容量をさほど気にする必要はありません。
画素数に応じた記録媒体を用意しなくてはならないことを念頭に置くとよいです。
長距離間でワイヤレス防犯カメラを扱う際の問題点と解決方法には以下のようなものがあります。
Q.無線LANの電波が届かない
A.長距離無線LANシステムと遠隔操作可能なネットワークカメラの組み合わせると解決する場合があります。
Q.カメラを設置する場所に電源が無い
A.カメラにソーラーパネルとバッテリを設置すると、コンセントに直接差し込まずに使用できます。ただしソーラーパネルなので、天候に左右される可能性があります。
Q.インターネットの環境が無い場合
A.モバイル回線を使用すると、インターネット環境がなくとも設置可能。
通常では監視カメラなどのデータは容量が大きいので転送には不向きですが、親機側で既に録画した情報を見るのであれば、閲覧した分だけの通信で済みます。常に送受信することは少ないため、通信量が大きくなりにくいでしょう。
また、モバイル回線機器は持ち運びができるタイプが多いです。電波の届きにくい場所でも使用できるので便利です。
● 無線LANの電波には種類があり、現在ではIEEE802.11acもしくはIEEE802.11nという規格が主流
カメラの種類や型番によっては無線LANの規格に対応していない場合があるのでスペックの確認を行いましょう。
● 無線LANのセキュリティは暗号化方式と認証方式という2つの方式で守られている
● WEPという暗号化方式は問題が発生しやすいため注意が必要
WEPは簡単にパスワードを看破されてしまう可能性があり、ワイヤレス防犯カメラを接続していると気づかないうちに撮影映像を閲覧されることも考えられます。
知らぬ間にWEPの暗号化方式を設定してしまう場合もあるので確認を行いましょう。
ワイヤレス防犯カメラは以下の特徴があります。
一方で以下のようなデメリットも存在します。
ワイヤレス防犯カメラにも有線の防犯カメラにもそれぞれメリット、デメリットが存在します。
それぞれ比較し、様々な観点から吟味して、自身の目的に叶った防犯カメラを選ぶことをおすすめします。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
盗難事件の犯人の特定や、ストーカー・DV被害の物証集め、ちょっとした会議や商談の記録など、監視カメラの使用目的によっては、他者に極力気取られず、秘密裏に撮影したい場合もあります。そんなときに便利なのが、見た目にはカメラと分からないようカモフラージュされた小型の監視カメラです。
この記事では、隠しカメラ、スパイカメラとも呼ばれるこれらの製品にどのような種類があって、どんな用途に向いているのかなど、小型カメラの購入を検討されている方向けに基礎的かつ実用的な知識をご紹介いたします。
目次
小型の防犯・監視カメラの最たる特徴は何といってもそのサイズの小ささです。小型であることは、通常のカメラと比較してさまざまなメリットがあります。
ここでは、一般に入手可能な小型カメラの性能と特徴についてご説明していきます。
小さく軽い小型カメラは、ポケットやカバンの中に入れて簡単に持ち運ぶことができます。また身に付けられるタイプの製品は、手ぶらで移動しつつ撮影といった用途にも適しています。
外形の種類が豊富なため、使い方に合わせて選ぶことが可能です。
小型カメラは特別な電源や土台を必要としないものが多いので、家の中で設置する場所を選びません。例えば玄関のシューズボックスの上に設置しておけば、ドアを開けて入ってくる人間を正面から映すことができます。
ほかにもリビングのテーブルやテレビの上に無造作に置いたカメラで、部屋の中を監視することも可能です。これらの特徴は、空き巣や悪質な訪問販売といった犯罪に対しても有効な物証を得られる装置としてはたらきます。カメラであることを判別しにくいという秘匿性を活かして、恐喝やハラスメントの対策にも活躍が期待できます。
気になるのが普通のカメラと比較した場合の撮影能力ですが、小型な分どうしても不足してしまう部分があります。性能不足が顕著なのが録画可能時間です。
小型カメラはバッテリーも小型なため、一般的なデジカメなどに比べて長時間の撮影は苦手な傾向にあります。また搭載スペースの問題で記録媒体にも限りがあるため、大容量の映像データを保存し続けるのにも向いていません。
無線式のものはアンテナがないために信号強度の面で不足がある場合もあります。ただし、充電技術の発達で一昔前のモデルに比べればバッテリーは長持ちするようになったと言われています。記録媒体の問題も、MicroSDなどの外部ストレージを使える機種であればSDカードを交換することである程度解決できます。また録画の解像度については、フルハイビジョンに対応した有効画素の大きい機種も売られており、高画質のものを選ぶことも可能になっています。
スマートフォンのカメラと同じ技術を使われているものが多いこともあり、この先も技術の進歩による高性能化に期待ができます。
日用品に文房具、装身具に小物の家具など、バリエーション豊かな小型カメラが数多く開発されています。ときにはあっと驚くような意外なものがカメラだったりするかもしれません。
日常の中のどんなものにカメラがカモフラージュされているか、一例をご紹介します。/
普段からどこへ行くにも持っていくようなものにカメラがついていると、いざというときにすぐに撮影を開始できて便利です。カメラの操作を手で行っても違和感がないように、スイッチの位置などが工夫された商品もあります。また屋外用として販売されているモデルには、防水性能が付与されているものもあります。
●ボールペン
机の上に放り出していても違和感なく、スーツであれば胸ポケットに挿しておけるペン型カメラは定番アイテムです。通常のペンとして使用できるモデルもあり、書き物をしながら操作することも可能です。
●腕時計
服装やシーンを選ばず身に付けていられるという点で腕時計型カメラにも根強い人気があると言われています。文字盤にカメラの付いていることが多く、少しコツは要りますが違和感なく対象にレンズを向けることができます。腕時計という小物自体デザインに工夫されたものが多いため、形状が不自然になりにくいという利点もあります。
●メガネ
自分の視点と同じ範囲を撮影できるため、動き回る被写体にも追従しやすい監視カメラです。手ぶらでも録画が可能なほか、メガネの位置を直す動作で違和感なく操作もできるのはとても便利です。サングラスタイプのものなどは、着用して撮影するほか、近くに置いておいても撮影できるというメリットがあります。
●ライター、USBメモリ、キーリモコンなど
これらもシーンを選びはしますが持ち歩いていて違和感のない小物です。実際にライターやメモリとして使うこともできる製品が多く売られています。
●モバイルバッテリー
スマートホンが普及するのに合わせて急速に需要が広まったモバイルバッテリーにも、カメラ搭載タイプが世に出つつあります。少々大型で持ち歩きには不便ですが、なんといってもバッテリーそのものであることから稼働時間はお墨付きです。また大きめであることから記録媒体やレンズ自体も高性能のものを積める場合があり、非常に頼りになります。
持ち歩くタイプと同様に、家に置いてあっても不自然のない小型家具も隠しカメラをカモフラージュするのに適しています。
その特性上必要な時に撮影開始するというより、常時稼働させておいて部屋を監視するのに向いているものが多いです。
●置時計
設置タイプの定番アイテムと言われているのが置時計型カメラです。
実際に時計として使用可能なのはもちろんのこと、比較的サイズが大きいため長時間撮影できるものが充実しています。
デザインにレンズを紛れ込ませられるため、広い視野角でお部屋を見渡すのに向いていると言われています。
落ち着いたデザインのものは、お部屋だけでなくオフィスや倉庫などに置いておくのにも便利です。
●ハンガーフック
お部屋の壁に取り付ける、ハンガーをかけるための器具にもカメラを仕込むことができます。
まさかこれがカメラとは誰も思わないであろう意外性は隠しカメラとして大きな意味があります。
また目線の高さからお部屋を水平に見渡せるというのはフックならではの特性と言えます。
●火災報知器、電球型カメラ
いずれもお部屋を天井から垂直に俯瞰するかたちで監視ができるカメラです。
天井は単純に目を向けることが少ないため、監視カメラの存在が露呈しにくいと言われています。
特に電球型は、既存の照明のソケットから電力をとれるため、実質無制限に稼働させられるという強力な特性があります。
お部屋の電気を点けている間だけしか給電されないため日中の監視には向きませんが、裏を返せば夜間は誰かが部屋に居る時だけに絞って監視ができるため容量の節約が可能という利点でもあります。
小型カメラには、普通のカメラではできない使い方がいくつかあります。二つを分けるポイントは「写す対象が撮影されていると認識しているかどうか」です。
相手に無用な威圧感や警戒心を与えたくない場合に小型カメラは有効にはたらきます。具体的な例を挙げて実用性を確認してみましょう。
空き巣や押し売り、押し込み強盗など、他人の悪意によって家族の身や家財が危険に遭うリスクは常に存在しています。そういったいつ起きるとも知れない犯罪への対策として、小型の監視カメラは心強い味方となるでしょう。
玄関やお部屋を小型カメラで監視しておけば、犯人の特定につながる物証を得られるかもしれません。また目の離せない子どもの様子をカメラで常に確認しながら、離れた場所で家事を行うといった使い方も便利です。
お部屋の監視用途で使用する場合、撮影したい対象が視野からはずれないようアングルを調整しておきましょう。
個人宅に不法侵入してくるストーカーの姿を日の目に晒す目的でも小型カメラの活躍が期待できます。また、職場などでセクハラやパワハラなどの被害に遭っている場合も、相手を告発するための証拠固めに小型カメラが使えます。ハラスメントを仕掛けてくる相手が不当な発言をする決定的瞬間を、秘密裏に抑える際に頼りになることでしょう。
いずれの場合もやはり対象を画角の中に収めるにはちょっとしたアングル調整のコツが必要です。あらかじめ試写を入念に行って、レンズが相手を中心に捉えられる角度を把握しておきましょう。人相確認距離も重要です。相手の顔が個人を特定できるレベルで映るよう立ち位置を調整する必要があります。
その秘匿性により、被写体に撮影していることを気取られずに監視ができる小型カメラは、ともすれば悪用が可能なアイテムでもあります。そのため小型カメラによる撮影が非合法とされる場合もあり得ます。
まず対象が衣服の一部やすべてを脱ぐ場所、つまりトイレや脱衣所、更衣室に小型カメラを仕掛けることは軽犯罪法や迷惑防止条例に抵触することがあります。同様に衣服の中、すなわちスカートを下から覗くかたちであったり、胸元の開いた服を上から覗き込むアングルも非合法となるおそれがあります。さらに、撮影対象から承認を得ず勝手に撮影した場合も、そこに犯罪の証拠固めなど合理的な理由がない場合、違法と認定される場合があります。
あらかじめ被害届けを出しておくなどして、合理的な理由を客観的に説明できるようにしておくとトラブルを避けやすいです。扱い方を誤れば人の尊厳を傷つけ得る道具であることはしっかり認識して使うようにしましょう。
▶小型カメラの特徴は持ち運びがしやすくカメラであることを悟られにくいこと
▶文房具や置物など、様々な形にカモフラージュされたものがある
▶防犯用途や証拠集めなど、撮影していることを気づかせずに撮る用途に向いている
▶使い方によっては非合法にもなり得るため、注意が必要
どうしてもアンダーグラウンドなイメージの拭いきれない隠しカメラですが、防犯だけでなくさまざまな使い方が考え出されています。
ビジネスやお子様の自然な様子の記録、スポーツの撮影など、普通のカメラでは撮りにくいシーンも小型カメラなら撮れるものがあります。
活用方法が増えた半面、その使い道に使用者のモラルを問われることが多くなったアイテムでもあります。
正しい使い方を把握したうえで、日々の生活の充足にぜひお役立てください。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
防犯カメラには屋内用と屋外用があり、屋外用の中にもさまざまな種類があります。平均的な性能のものから高性能のものまであり、機能もたくさんあるため設置個所にはどのような機能が必要なのかを知っておく必要があります。
これだけ種類があると、どれを選んだらよいのか迷ってしまいます。そこで防犯カメラを選ぶ際に何を重視して決めるのかを3つのポイントにまとめました。
また、防犯カメラを自分で設置するときの簡単な手順や注意点についてもご紹介します。
目次
屋外で使用するということは決まっていても、屋外用の防犯カメラの種類は豊富なためどれを選べばよいのか迷ってしまいますよね。
ここでは防犯カメラを選ぶ際に重視すべきポイントに注目し、さらに3つのポイントごとに適している防犯カメラについて説明していきます。
防犯カメラにはさまざまな機能があります。屋外使用するのであれば、夜間もきちんと撮影できるものがよいでしょう。
夜間でもきちんと撮影するためにデイナイト機能や赤外線LED機能、人感センサーライト機能などさまざまな機能があります。これらを搭載した防犯カメラを選ぶことで夜間の撮影も可能となります。
また、駐車場など、遠くまできちんと撮影したい場合には望遠レンズの付いたものにする必要があります。最短撮影距離や最大フレームレート数などの撮影機能について知っておくことも大切です。
近年、スマホ対応のレコーダーを使用することで防犯カメラの映像をスマホから見ることができます。このような機能の中から何を使用するかで選ぶのも一つの方法です。
設置場所によっても用いる種類も変わってきます。
● 軒下やガレージには防滴用カメラ
棒や車上荒らしの防止、警察へ渡す証拠を確実に残すために防滴用カメラが使用される場合が多いです。風によって直接雨がかかることもあるので防滴用カメラが適切です。
● 建物のエントランスや玄関などの出入り口にはボックス型カメラ
不審者の侵入が無いかなどの確認目的で使用される場合が多いです。ボックス型は目立つため、犯罪の抑止力として効果的です。出入り口は雨風を受けることからも、安定したボックス型が適しているといえます。
● ベランダなど建物の周辺には防雨カメラ
ベランダからの侵入防止や建物へのいたずら防止の目的で設置されることが多いです。雨風を直接受けるため防雨カメラが適しています。
屋外に設置する以上雨風を受ける可能性が出てきます。防犯カメラは電子機器なのでしっかりと防水対策を取る必要があります。防水できる種類かどうかでカメラを選ぶのも有効です。
防犯カメラから雨を防ぐにはハウジングというケースを使用します。このハウジングには、防犯カメラを入れて防水するタイプと、防犯カメラとハウジングが一体化しているタイプの2種類があります。
希望の防犯カメラをすでに購入してある場合には、ハウジングを購入し中へ入れれば防水力を高めることができます。ハウジングと防犯カメラが一体化しているタイプの購入を考えている方は、希望の機能や性能がそろっている機種を選択するとよいでしょう。
屋外用防犯カメラを自分で設置する際には用意するものも多く、防犯カメラ本体を取り付けるだけでなく電源の通線ケーブルの配線などさまざまな作業を行う必要があります。
ここでは防犯カメラ設置の際に気を付けるポイントについて見ていきます。
▶ 録画が必要ない場合
▶ 録画が必要な場合
▶ インターネットを使って映像を見る場合
防犯カメラをどこへ設置するかで設置方法が変わってきます。ここでは壁面への設置とポールへの設置の2種類を簡単に説明します。
● 壁面への取り付け
● ポールへの設置
カメラの重量によっては、取り付ける壁面やポールの材質や構造状強度が弱く落下してしまうこともあります。そのため取り付ける場所の材質や構造とカメラの重量について注意する必要があります。
また、電源ケーブルが屋外へむき出しの場合すぐに劣化してしまうため、保護用の管を使用するなど工夫が必要です。
電源供給を確保するのにも注意が必要です。付属のケーブルで配線する場合には室内へケーブルを通す必要があります。距離が遠い場合電源延長コードが必要になる場合もあるため注意して設置しましょう。
防犯カメラの中には電源が不要のものがあります。これは電源を確保できなくても乾電池で動くタイプの防犯カメラです。防犯カメラ設置は自分で行うには難しい作業です。そこで取り外しの簡単な電源不要タイプを使用するのもおすすめです。
乾電池で動く防犯カメラのメリット・デメリットは以下のようなものがあります。
▶ メリット
▶ デメリット
防犯カメラを設置する際には以下のことに気を付けましょう。
これらのことに気を付けて、使用目的に合った防犯カメラを選びましょう。
作業内容
防犯カメラ 監視カメラ
近年、店舗やオフィスだけでなく家の玄関などにも防犯カメラを設置して防犯対策をしている人が増加しています。しかし防犯カメラを設置するのには高い費用が必要になります。そのため、本物の防犯カメラではなくダミーカメラを用いる人も増えてきました。
ダミーカメラにはさまざまな種類があり、それぞれに適切な設置場所があります。
ここではそれらについて詳しく説明していきます。
ダミーカメラとは偽物の防犯カメラのことです。見た目は防犯カメラそっくりですが、字際に映像を映したり記録したりすることはできません。映像の映らない偽物のカメラを設置することによってどのような効果があるのでしょうか。
ここではダミーカメラの目的とメリット・デメリットについて説明します。
防犯効果を高めることがダミーカメラ設置の目的です。ダミーカメラが設置されていると、泥棒は本物の防犯カメラに監視されているという意識をもち、万引きや侵入をためらいます。実際には映像を映していなくても防犯カメラが設置してあるだけで威嚇することができるのです。
設置しておくだけで防犯効果のあるダミーカメラ。しかしダミーカメラにはメリットだけでなくデメリットも存在します。ダミーカメラのメリットとデメリットについてきちんと理解しておくことでより一層防犯効果を高めましょう。
● メリット
ダミーカメラの中には、本物と同じ素材で作られており本物とほとんど見分けがつかないものもあります。それは防犯カメラのプロであっても一見ダミーかどうかがわからないほどだそうです。本物さながらの見た目でありながら、ダミーカメラは本物の防犯カメラよりも安く購入することができます。見た目はそっくりであっても撮影のための配線や機械がないため安価で手に入ります。このため低コストで防犯効果を高められることが大きなメリットになります。
● デメリット
ダミーカメラ最大のデメリットは本物の防犯カメラではないため映像を映すことも残すこともできないという点です。設置してあるだけで防犯効果を高めることはできますが、万が一泥棒に侵入されてしまった場合にはその証拠となる映像を記録することができません。本物のカメラではないという点が、ダミーカメラの持つデメリットです。
ダミーカメラの中には本物と同じようにさまざまな機能が搭載されている物もあります。本物にはないオリジナルの機能が搭載されている場合もあります。これらは上手に使用すれば便利な機能ですが、この機能によって偽物だとばれてしまう場合もあるため注意が必要です。
では、ダミーカメラにはどのような機能や特徴があるのでしょうか。
近年さまざまな機能の付いたダミーカメラが多く販売されています。しかしどんな機能よりも一番大切なことは、本物の防犯カメラにどれだけそっくりな見た目をしているかということです。
泥棒や空き巣は、一般人よりも防犯カメラなどについて詳しい知識を持っていることが多いです。一般人では本物かダミーかを見分けられなくても泥棒や空き巣には見破られてしまうことがあります。そこで、本物とそっくりな見た目のダミーカメラを使用することで泥棒や空き巣に見破られないようにしましょう。
ダミーカメラには箱に入っているハウジングタイプとライトが光る機能の付いたLEDタイプがあります。それぞれに特長があり、設置場所などによってどちらを使用するかが変わってきます。
● ハウジングタイプの特徴
ハウジングタイプの特徴は、筐体が本物とそっくりということです。また、本物のような配線も使用しているためプロでも偽物と見抜くことは難しい種類です。ダミーカメラかどうかの判別がつきにくいため、高い威嚇効果を期待できます。
● LEDタイプの特徴
LEDカメラはLEDを常に点灯させ、作動しているということを知らせられる種類のダミーカメラです。また作動しているように見せかけられるだけでなく、設置場所が暗くダミーカメラが見えにくい場合でもLEDが点灯していることでカメラの存在をアピールすることができます。
LEDタイプの中にはLEDが点滅するタイプがあります。しかしこのタイプには注意が必要です。作動しているように見せかけることができそうですが、本物の防犯カメラでLEDが点滅するタイプはほとんどありません。防犯カメラについて知識のある人であれば、LEDが点滅している=ダミーカメラと見抜いてしまう人もいます。そのためLEDが点滅するタイプのダミーカメラはやめておくほうが無難だといえます。
また、LEDタイプを使用するときの注意点として電池切れの心配があります。LEDが光ることによって作動しているとアピールすることができますが、電池が切れてしまった際にライトが点灯せずダミーだとばれてしまう場合もあります。LEDタイプは電池の交換を忘れないことが大切です。
本物の防犯カメラもさまざまな種類があり、設置場所や用途によってどの種類を使用するかを分けています。そのためダミーカメラであってもきちんと設置場所に合っている種類のものを選ばなければ、偽物だと簡単に見破られてしまいます。
ここではダミーカメラの種類ごとのおすすめの設置場所などについて説明します。
ダミーカメラには安価な物から高額なものまで幅広い価格の商品があります。しかしあまりに安いものを選んでしまうと素人でも偽物だとわかってしまう場合もあるため、安さを重視せず本物に見えるものを選ぶようにしましょう。
本物の防犯カメラでも、屋内で使用するタイプのものと屋外で使用するタイプのものがあります。屋外で使用するものを屋内に設置していては偽物だとすぐにばれてしまいます。
ここでは屋内で使用するカメラの選び方と注意点について説明します。
本物のドーム型カメラは1台で幅広い範囲を映すことができるためオフィスや店舗などの天井に設置されていることが多いです。そのためドーム型のダミーカメラを設置する場合にはオフィスや店舗の天井に設置することで本物のように見せかけることができます。
ドーム型カメラは人に気づかれづらい天井などに設置され、監視されているという意識を向けられないようにされているため、ドーム型ダミーカメラをあまり目立ちすぎる場所へ設置すると偽物だと疑われてしまう場合があります。設置場所には注意しましょう。
ボックス型・小型の防犯カメラは屋外に設置することもありますが、飲食店や店舗などで多く使用されるタイプの防犯カメラです。そのためダミーカメラの場合でも飲食店や店舗で使用することで本物のように思わせることができるでしょう。
また、ボックス型のカメラは撮影の距離が変えられることからレジ付近や出入り口付近へ向けられていることが多いです。ダミーカメラの場合でもレジ付近や出入り口へ向けることでより本物らしさを出すことができます。しかし実際には映像を記録することができないため、レジや入り口付近を本当に記録したい場合には本物の防犯カメラを使用するようにしましょう。
屋外にダミーカメラを設置したい場合には、屋外で多く使用されているタイプのカメラの偽物を用いる必要があります。
ここでは屋外で使用されるタイプのダミーカメラの種類と、設置する際の注意点について説明します。
バレット型・ボックス型の防犯カメラは屋外で多く使用されるタイプのものです。サイズも大きく雨風によって故障しないような造りになっているため、外からでは直接カメラを確認できない形状になっています。
ダミーカメラの場合には本物と同じ筐体を使用していることが多いため、外見だけでは偽物だと見分けることができません。
屋外にダミーカメラを設置する際にはバレット型・ボックス型を使用することが、ダミーだとばれないためのポイントになります。
ダミーカメラに適した設置場所は、ダミーカメラの種類と使用用途にあっていて、自然に見える場所です。普通の防犯カメラの位置よりも低い場合や、屋外用のものが屋内で使用されている、またその逆の場合にはすぐにダミーカメラだとばれてしまう可能性があります。
ダミーカメラをよく観察できる低い位置に設置すると、筐体が本物に似ていたとしても偽物だとばれてしまうことがあるため、設置の高さにも注意する必要があります。
また本物の防犯カメラの場合は電力を必要とするためカメラの裏に配線が通っています。そのため配線工事を行えなさそうな場所へダミーカメラを設置してしまうと偽物だとばれてしまいやすくなるため、実際のカメラがどのような場所へ設置されているかを参考にしましょう。
ダミーカメラはただ設置すれば効果があるというものでもありません。
以上のことに気を付けて設置するようにしましょう。
※弊社加盟店の年間合計件数
※当社受付の満足度調査によるもの
※拠点数は弊社加盟店を含めた合計数
やむを得ず対応できない場合もありますので、ご了承ください